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2件
わーマヂで続き見たくなっちゃう!!🥺
岩本 side
あー、これ。暴力振られたんだな。何となくわかる。
岩 「 …。 」
目 「 …。 」
めめが目を合わせたってことはめめも分かってんだな。
目 「 …彼氏好き? 」
岩 「 嫌い? 」
ラ 「 え? 」
目 「 好きかどうか聞いてるだけだよ。 」
岩「 教えてよ。 」
目「 で?好きなの?嫌いなの? 」
ラ「 ………。 」
顔上げたなって思ったのに、また俯いちゃった。
でも、しょうがない。
それに好きだったら直ぐに言うはずなのにな。
まぁ、言えないってことはそういう事だよね。
目「 嫌いなんだね。 」
ラ「 ッ…。 」
可哀想だな。彼氏に囚われて。助けてあげたい。
ブランコに座ってるから、俺達2人はラウールを見下ろす。
岩「 俺達の事好き? 」
ラ「 …!!! 」
驚いた顔で俯いてた顔を上げた。
可愛いな。早く俺達の物にしたい。
ラ「 お、俺は…。 」
目「 嫌いなんでしょ。あいつのこと。正直になりなよ。 」
ラ「 …。 」
岩「 そのままでいいの? 」
ラ「 ……好き…だった…。 」
ラ「 もう、好きじゃない…。好きになれないッ…。 」
あーあ、泣いちゃった。けど、ようやく言ってくれた。
泣いてても可愛いな。
ラ「 たすけてッ…、! 」
大粒の涙を流しながら見上げて見つめられた。
俺と目黒は目を合わせた。
目 「 やっと言ったね。 」
岩 「 助けるに決まってるのにね。 」
ラ 「 ッ…、! 」
ラウール side
やっと言えた。「たすけて」の五文字。まだ1回しか会った事の無いのに、言っていいのかすら分からなかった。それに言ったら助けてくれるのかもわからない。でも、2人なら受け入れてくれるだろうと言ってしまった。あーあ…面倒臭いことに巻き込んでしまうかもしれない…。そんなことを思いもした。けれども
岩 「 こっちにおいでラウール。 」
目 「 俺達と一緒に行こ。 」
目の前に差し出された2人の手のひら。僕は迷いもせず2人の手のひらに手を添えてしまった。2人は優しく握ってくれた。今だけでもいい。今だけでも幸せでいたい。そんなことを思ってしまっていた。
僕は軽く引っ張られて2人に抱きしめられた。
優しく、暖かい。
あぁ、幸せだな…。ずっと続いていればいいのに…。
遠くの背後から足音が聞こえてくる。聞いた事がある……?
後ろをバッと振り向くとあの人がいた……
モブ彼氏 「 ラウール!!!!!! 」
怒鳴り声で僕の名前を叫びながらこっちに来ている…
やばい…、2人に迷惑をかけてしまう…。
それだけはダメだ…、!!!
岩 「 あいつか。 」
目 「 あいつだね。 」
ラ 「 ふ、2人共逃げて…、!! 」
岩 「 逃げねぇーよ。もう1人になんてさせない。 」
目 「 ラウールは俺達が守る。 」
モブ彼氏 「 てめぇら!!!俺の女誑かしやがって!!! 」
モブ彼氏 「 ラウール!!!てめぇも浮気しやがって!!! 」
腕を振り上げられた…。やばい…殴られる…。
…殴られて…ない…?
モブ彼氏 「 てめぇ…!!! 」
目 「 ラウール大丈夫? 」
ラ 「 え…? 」
目黒さんが守ってくれたんだ…!
目 「 岩本くん。ラウールの事先に連れてって。 」
岩 「 あとは頼む。 」
モブ彼氏 「 おい!!!行くな!!!ラウール!!! 」
ラ 「 ッ…。 」
岩 「 構わなくていい。行こう。 」
僕は公園から離れた駐車場に
高そうな車に連れて助手席に座らせられた。
ラ 「 ごめんなさい…面倒臭い事に巻き込んじゃって…。 」
岩 「 ラウール。 二度とそんなこと言わないで。 」
ラ 「 え…? 」
岩 「 面倒臭いなんて思ってないから。だから、もう言わないでね。約束だよ。 」
ラ 「 ッ、!!ありがとう…岩本さん…!! 」
岩 「 照でいいよ。 」
ラ 「 ありがとう…照くん…! 」
少し、色んなことを話していた。
15分ぐらいかな…。後ろの後部座席のドアが開いた。
そして、誰かが車に乗り込む。
目 「 っあ”ー、やっと終わったわ。 」
目黒さんだ…!!!
ラ 「 め、目黒さん…!!!大丈夫ですか…?怪我とかしてないですか…? 」
目 「 してないよ。ありがと。 」
岩 「 さ、行こっか。 」
目 「 そうだね。 」
ラ 「 ど、どこに行くんですか…? 」
岩 「 俺達の家だよ。 」
ラ 「 え”?! 」
目 「 なんにもしないから。安心して。 」
ラ 「 いや…そういう事じゃなくて…。いいんですか…?行っても…。 」
目 「 もちろん。 」
ラ 「 じゃあ…、お言葉に甘えて…。 」