テラーノベル
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ある日――
深澤は、仕事を終えて帰ってきた。
🧡「おかえりなさい!!」
💜「……うん」
いつもより、少しだけ声が低い。
口数も少なくて、
どこか元気がないように見えた。
🧡(……なんかあったのかな)
🧡(そりゃあ、いろいろあるよな)
──────────────
食卓に並ぶ、温かいご飯。
💜「……」
🧡「……」
静かな時間が流れる。
🧡「深澤さん……あの」
💜「ん」
🧡「愚痴でも、なんでも聞きますから」
🧡「しんどいときは、頼ってください」
🧡「一人で抱え込むの、よくないです」
💜「……」
少しの沈黙。
🧡「……余計なお世話ですよね」
🧡「すみません」
気まずそうに視線を落とす。
そのとき――
💜「……メンバーと、ちょっとあってさ」
ぽつりと、こぼれる言葉。
💜「それぞれ、仕事に対する考えがあるから」
💜「わかってはいるんだけどな」
🧡「……」
その言葉を聞いた瞬間、
向井の口元がふっと緩んだ。
💜「……なにニヤニヤしてんの」
🧡「いや」
🧡「話してくれて、うれしいなぁって」
💜「……」
その言葉に、少しだけ――
深澤の口角が上がる。
🧡「あ、今笑った!!」
💜「……」
すぐに表情を戻すけど、
さっきより、ほんの少しだけ柔らかい。
🧡「いつもの、テレビで見るスマイル下さいよ!」
💜「……高いぞ?」
🧡「いくらですか?」
🧡「金額によっては払います!」
💜「……ふっ」
小さく、笑う。
その柔らかい表情に――
思わず、見惚れた。
💜「……あんた見てると、元気出る」
🧡「え!?ほんと!?」
🧡「やったーー!!」
💜「うるさい」
🧡「はいっ」
少しだけ、空気が軽くなる。
――気づけば。
深澤は、ほんの少しだけ
心を開きはじめていた。
つづく。
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コメント
2件
やばい!!新たしいヤツ!! 最っ高ですー!!