ΩヤンキーくんとドSなα
〜運命の出会い!?〜
(あらすじ)
Ωのヤンキーの俺は、自分の性別について悩んでいた。このままでは感情が爆発してしまうと思った俺は、親友だった奴に相談した。そうした結果裏切られ、監禁され玩具にされてしまう。この物事がトラウマな俺は、性別を偽るようになった。
みんなが俺に慕い、全てが上手くいって計画的に物事が進み出していたある日、そんな俺の日常を覆すような出来事が起きた〜〜〜〜〜
(本編)
「今日はこのクラスに転校生が来ます。」
「へえ!誰だろう?」
「なぁ奏〜!男かな?女かな?」
「女がいいなぁ。」
「女なら襲っちゃう?w」
って、周りの奴らは話してたが俺は興味が無い。心の中では常に強気だが、あの事件が起きてから外面笑うことも泣くことも無くなった。強そうというか、怖そうという外見を常に作り、そして、憧れだったヤンキーを演じた。前の親友のようなやつに絡まれないようにするたことと、ヤンキーをやるのが昔からの夢だったからだ。だから常に真顔か怒った顔をして、無断欠席も当たり前、外では暴力沙汰の事件にも関わっているので(大体負けるが)周りからはこの学校で1番不良でヤバいやつで無愛想って感じの噂が広まっている。だから恐れられているが、あまり気にしていない。
この学校は偏差値が低い。だからαが1人も居なくてβがほとんど。Ωもそこそこ居る。でもそんな中俺が嘘でαってことを話したら、学校中でその嘘がそこそこ広まって、αの中の落ちこぼれだとか、α!?かっこいい!とかいう色々な理由で、そして色々な意味でモテた。
その噂が広まってから俺がかっこいいのか、αで珍しいからなのか知らないけれどΩの奴らが媚びを売ってくるようになった。
最初はうるさいと思って止めようと怒鳴り、一時期は収まったがまた数日すると媚びを売ってくるようになった。そんなことが何度か続き、俺はもう諦めた、数ヶ月もすると不快だったそそれが快感になってきた。
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しばらくして声が少し収まると先生は大きな声で
「入ってこい!」と言った。
みんながまたざわざわと話をしだす中、転校生は扉を開けた。
ガラガラガラ…
顔からしてαのような綺麗な顔出しをして眼鏡をした高身長イケメンは教卓の前で止まると、
「よろしくお願いします。性別はαです。」
と言い頭を下げ、続けて黒板に名前を書いた。
男からも女からもアイドルを見たかのような黄色い歓声や、興奮する声が聞こえたが俺はやはり無言で真顔。むしろそいつの事が何故か気になり俺よりモテるし、しかもαって言うのに嫌気がさしたため睨んでやった。
黒板に名前を書き終わるとそいつはチョークが付着した手をパッパと払い、もう一度ぺこりとお辞儀をした。
それを見た先生が
「仲良くしてやれよー」と言った後
「んーじゃあなー」
と席の場所を迷っていると
数秒経った後に生徒から「こっち来て!」などの声が沢山聞こえ、先生も戸惑っているのかうーん、と声を出して悩んでいた。
すると、その男は俺と目が合うと何故か先生の声を聞かずにこっちの方へ向かってきて、俺の隣に座ってきた。
その男は、「よろしく」と言ってニヤッと笑った。俺の隣じゃなくとも隣に座って欲しい女子や男子が沢山いるはずなのに隣に座ったのか、教卓では笑わなかったのに何故今は笑ったのだろうと色々と疑問に思い、だからか嫌な気がしたので笑顔の代わりに睨みながらチッとだけ舌打ちをした。その仕打ちにこれまで以上の人数の女子や男子を敵に回した。
ホームルームが終わったあと転校生の周りは人でいっぱいになていた。質問攻めされていたがその転校生は無言で本を読んでいるだけだった。
俺はその光景を見て俺にくっついていたΩもそっちに行っていたし、俺がαだって言った時は批判意見が少なからずあったのにこいつの場合は1ミリもない。世界はなんて不公平なんだろうな。顔がちょっといいからって騒がれる。
やっぱ性格じゃなくて顔なんだよな。
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最終的にその嫌な転校生との進展は何も無なかったが、その転校生のことで色々とストレスが溜まって仕方がなかったのでそこら辺の弱そうなヤンキーと一発やろうと思いながら靴箱を開いた。いつもは沢山あるはずの手紙も今日は一通だけ、もう何もかも壊滅状態でその男にΩもβも人気も取られストレスが溜まるばかり。届いた手紙は破いてやろうかと思ったが白い封筒にテープというなんとも可愛くもかっこよくもない手紙に新鮮感を覚えたため、破るのは辞めた。
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ヤンキーと喧嘩をしいつも通り負けて家に帰り早速手紙を開けると、真ん中に綺麗な文字で「明日朝イチで学校の屋上に来い」
とだけ書かれていた。前来ていたΩやβからの手紙も敬語のものが多かったため、やはり新鮮感を覚えた俺は面白そうでどんな面をしているのか拝んでやりたいと思い向かうことにした。
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次の日、俺は早く起きて欠席をする日が多かったがその日だけ特別に行った。
有難く思えよとか俺ちゃんと約束守って偉いとか、途中で行きたくならないように自己肯定感を高めながら学校に向かった。
そしてそのまま屋上に向かうと手紙の主であろうそいつが居た。
「やっと来たか。」
と言ったその男の正体はフードをしていたので誰だか分からない。だから俺は気になって、
「誰だ?」
と言った。そうするとそいつはクスッと笑い、
「ねぇ、君って………、」
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第一話100いいねありがとうございます。
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⚠️ノベル2作品めです。
とてつもなく日本語がごちゃごちゃですが、
ご了承ください。_| ̄|○ハハァ~
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