初投稿なんで暖かい目で見てくだせぇ(><)
百合セカ注意 穂波×寧々 ほなねね 寧々が変なモブに会います。
地雷さん回れ斜め左ですわ
「はぁ…疲れた…」
今日はフェニランでショーをし、朝から夕方までという長い間、歌って踊って握手して……それが終わって今はとっくに帰り道を歩いている。
あぁ今日も成功して良かった。楽しかったな。次はどんなショーをやるんだろう。
……そんな事を考えているうちに、私はもう歩道橋を登っていた。少し身を乗り出して見ると、そこの景色はオレンジ色に染まった空と遠くに見えるビルが見えて、意外と綺麗だった。
「\_\_\_\_\_っいけない…!もうこんな時間…!」
と思って1歩踏み出そうとした瞬間、何かに腰を掴まれたような気がした。びっくりし過ぎて思わず頭が取れるかと思ったじゃん。誰なの?振り返る前に「ねぇねぇ」と、気持ち悪い声が耳に吸い込まれていった。
やっと振り返ると、見知らぬ顔があった。
「…ね、ねぇ、あ、アンタ、誰なの…?」
怖い。早く逃げたい。帰りたい。誰か助けて。青ざめた顔をして泣きそうになる。すると見知らぬ顔の人が、「寧々ちゃん…だよね…?」
はぁ?なんで私の名前を…?なんで…なんで。
恐怖は一気に私を襲う。勇気を出して私は言った。
「…はな、して……!!」
恐怖のあまり声が思ったより出なかった。あぁ最悪。
いつの間にか私はその見知らぬ人に後ろから抱かれていて。顔を近づけてきたので、もう堪えていた涙が溢れ出てきた。
自分の今出せる力で、必死に離れようとするが、相手はそう簡単に離してくれない。キモイ。倒れそうになる。
「やめて…!!!!」
大声出したつもりだったんだけどな、その声は相手に届いてなかったようで。……ちょっと待って。これってセクハラじゃないの?いつの間にか色々身体触りやがって……もう無理。耐えれない。早く…助けて。止まらない大粒の涙が歩道橋に落ちてゆく。私ったらどうしたらいいんだろう…と考えていた。
「その子を離してください!」
今、何が起きたかは分からないけど。女性の声がした。なんか、救われた気がした。
「やめろっっおい!お前誰だ!!💢」
「早く離してください!!この子は早く帰りたがってるんです!!」
大きな声で口論が繰り広げられていた。もちろん私は怯えることしか出来ず。\_\_\_\_\_すると、その女性はついに手を出した。のが見えた。見知らぬ男は逃げていき、女性がこっちに向かってくる。安心したからなのか、私はその場に座り込んでしまった。
「大丈夫?寧々ちゃん…?だよね?」
透き通った、お母さんみたいな、何処かで聞いたことあるような声。
「穂波さん…」
助けてくれたのはフェニランのショーによくメンバーで来てくれる穂波さんだった。
「怖かったよね…立てる?」
優しい。なんか落ち着く。私はその声を聞いて立ち上がった。
「ありがとうございます…あ、あの、なんかお詫びしたいんだけど…。」
「いやいや!だって寧々ちゃんが大変な目にあっていたから助けただけで…!」
「なんでもいいので!なんかお詫びさせてくれない…?」
「うーん…あ、じゃあさ、」
「何がいい?」
「\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_\_」
「え、えぇ、!?」