また七番の牢屋にいつのまにか入ってしまい、独房に入れられて寝ころびながらみんなと話していると、 コツコツと固い靴の音が鳴り響いた。 今ステイサム看守はいないためリアム看守だろう、話を切り上げてすぐに応えられるように起き上がる。
「おい六番!」
「はい!」
リアム看守に呼ばれ、すぐに応える。
「今から話す内容は内密にしなければならないため、通話を別れてくれ!」
「え?わ…わかりました」
そんな秘密にするべきことを話すなんて何事だろうか、と考えながら通話を別れると、いつも朝食などをいれる場所にぺいんとさんたちが話していた桃色の「発熱剤」が入れられ、独房の扉が開いた。
「それを取ったら俺に着いてこい」
「はい、わかりました!」
「ちなみに、どこに向かってるんですか?」
「もしもの事を考えて、医務室に向かっている!お前にはその薬を飲んで効能を確かめて貰いたいんだ!」
ぺいんとさんからの話を思い出して、今日は一日医務室に居ることになるだろうな、と考えながら看守に着いて行った。 医務室に着き、ベッドに腰をかけて薬を言われたとおり飲んだ。 すると、だんだん体が温かくなってきた。
「気分はどうだ?」
「えっと…なんか、少し暑く…この薬ってなんだったんですか?」
「発熱剤らしい!」
「なんてものを!いや…もう怒る気力もありませんよ…」
発熱剤について知っていることをバレたら少しマズイだろうから、知らないフリをした。 だんだん暑さが増し、ふわふわとして、暑さを逃がそうと動いた刺激がなんだか気持ち良くて下半身がだんだん熱を持って、発熱剤とは、まさか、媚薬だったりするのだろうか…?
「辛そうだな?六番、俺がお前に発熱剤を飲ませたのが引き金だからな、助けてやろう」
そう言うと看守は優しいキスを降らせてくる。 触れるだけなのにとても気持ち良くて、もっともっと欲しい、そう思うのと体が比例して腰が動く。
「もっと欲しいのか?お前のココも反応しているぞ?」
「そんにゃ、ことッ、ぅあ!」
呂律が回らなくなり、カッと顔が暑く紅潮する。 下半身も先ほどとは比べ物にならない暑さで、張っているのが自分でも分かった。
「体は素直だなぁ?ほら、少し触っただけでこんな風になったぞ?」
ズボン越しに撫でられ、弄られ、軽く絶頂してしまう。 意識が朦朧として流されている内に下半身が脱がされていた。
「…ぁ、れ…ぇ?ッあ!ッ〜!はッ…!」
性器を触られ、舌を絡められ、ありとあらゆる快感が引き出されて、もうまともに考えられそうにもない。
「気持ち良いか?」
何を聞かれているかあまり考えずにコクコクと頷いてしまう。
「そうかそうか♡もっと気持ちよくしてやるからな♡」
するとチェストの中からローションを取り出して、トロトロとたくさん出して、後ろの穴に塗りたくられた。 暑いのに 冷たい感触がして少しびっくりした。
「ひゃぁ!なッ…ぅぅ…」
「六番、慣らすからな、力抜けよ?」
そう言うと、左手を性器に這わせたまま右手の指を一本入れられた。 ぬるり、と今までにはない違和感と入った瞬間に快感に近いものが襲ってきた。
「ふぅッ、ちょッ…まっ、へ…!」
「確か、ここら辺だったか…どうだ?」
看守が呟きながら指でコリッ♡と弄ると快感がさらに強くなる。
「ぁあ゛♡!!なんッ…ぅあ…!ッ〜♡♡!!ふぁ、ぁ〜♡!ぅ…♡」
「薬もあるからか、感度がとんでもなく強いなそれとも、元からか♡?」
後ろだけではなく、前も這うように優しく弄られ常に射精しているような状態で、ほとんど頭の中が真っ白だ。 だんだん指一本分の太さだけじゃ満足できなくて、腰が揺れて自分から出し入れするような姿勢になる。
「足りないか♡?仕方ないな♡」
一本からさらに二本増やされ、看守の三本の指を締め付ける。
「ぅあ♡♡!?ッ〜♡♡!!ぁ、はッ♡しゅきッ…もっと、ぁあ〜♡!!」
「もうこんなに柔らかくなったなぁ♡?もういいだろう、挿れるぞ♡?」
指で広げるように動かすといっきに抜き、僕のよりも何倍も大きい看守のをピタッ♡とくっつけられ、今からこんなに大きいのが入れられたら、どうなっちゃうんだろう…♡ そんな風に考えていると、ズンッ♡と重く暑いのがナカを余すことなく埋めた。
「がッ、ぁあ゛〜♡♡!!う゛ぁ〜、ふッ♡!イッちゃっ、!う、ぅ〜ッ♡♡!!」
「ッは、どんどんイッちまえ♡堕ちたほうが楽だぞ♡?」
悪魔の囁き声のように耳元で舐めるように甘い声で囁いてくる。 ああ、快楽に身を任せて、気持ちよくなっちゃいたい、そんなことを考えてしまう自分がだんだん怖くなるが気持ちいいのが勝ってしまう。
「ほらっ♡ぐりぐりされて気持ちいいな♡?もう脱獄なんて考えずに快楽に全部委ねちまえよ♡?」
「ぁ…♡?ぅ、でもッ♡!ああっ♡!まッ!んぅ〜ッ♡♡!!」
バチバチと頭の中で花火が爆ぜる。 今までの自慰行為と比べものにもならないような快楽の波が飲み込んできて、支配されそうになる♡
「奥に出してほしいか♡?一番奥まで挿しこんで出されたいだろ♡?」
「ッはぃ♡!欲しッ♡!ほしい…ですッ♡!あ、ぁッ〜♡♡!!」
懇願するように腕を伸ばして言うと、腰を思い切り掴み引き寄せ、今までより深いところを強く早く突いてくる♡ それがとんでもなく気持ち良くて♡射精せずにイッてしまう♡
「もうメスイキしたのか♡素質があるんじゃないか♡?ッほら、一番奥で出してやるからな♡」 「ッあ♡!ぁりがとう、ございますッ♡!あッ、ぁ〜♡♡!!きもちいっ♡!ぅあ〜♡!」
奥でビュルルッ♡!と重くあついのがお腹に注ぎこまれ、嬉しいようなふわふわとした温かい気持ちになる♡ ナカから抜かれ、栓がなくなったことで出された精液がお尻を伝うのがわかった。 体の暑さも落ち着いてきて思考がクリアになってくる。
「六番、ずいぶんと素直でかわいらしかったじゃないか、いつもそうだと良いんだがな?」 「ッ〜!やめてくださいよ、そんな風にからかうのは!」
さきほどの様子についてキスを降らせながら話してきて、顔が紅潮して暑くなるのを感じた。 おかしい、もうとっくに薬は切れているはずなのに胸がキュンとする、だがとても心地良い。 まるで、元カノに感じていたような、恋のような久しぶりの感覚だ。
「ちょっと待ってろよ、いま濡れタオル持ってきてやるから」
「あ、ありがとうございます…」
数分経つと桶の温かい湯に浸かったタオルで優しく体を拭われた。 自分でやると言っても、無言でやられるだけだったので楽だし、やってもらった。
「なぁ、六番」
「あ、はい、なんでしょう?」
突然話しかけられ、少し遅く応える。
「今度、囚人たちを更生させるための大規模なレクリエーションがあるんだが、それで善良なことを知らせられれば減刑できる確率が上がるんだ。お前らの罪は上からの判断でギリギリ死刑になってしまうようなものだからな、減刑出来ない訳ではない」
「そ、そう…なんですね」
「ああ、つまりだ、そのレクリエーションも含め、もっと善良な行動をお前らがしてくれれば減刑できるかもしれないんだ」
リアム看守は僕たちを更生させたいのだろうか。 リアム看守の口振りからしてそうだろうが、何故いきなりそんなことを長々と説明したのだろう。
「ど、どうして、いきなりそんなことを?」
「それはだな、六番、俺はお前の事が好きになってしまったからだ」