キャプション(あらすじ)必読
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何時からアイツのことを好きだったのか、自分でも分からない。気づいた時には、好きだった。
だがその恋を自覚した瞬間、俺はその恋を諦めた。
だって、叶うはずがない。アイ ツは、俺の事が嫌いだ。
好意を向けてる事が知られたら、きっとあいつは、目も合わせてくれなくなる―――
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「ねぇイギリスくん、このあと暇?」
「…まぁ、特に予定は、ない」
冷たい風が体の隙間を遠慮なく通り過ぎる日に行われた連合会議。会議はいつも通り、なんの進展もなく終わった。
そして各々が帰ろうとした時、ロシアがイギリスに話しかけた。 酷く上機嫌なロシアに、イギリスは警戒しながら返事を返した。
返事を聞いたロシアは更に上機嫌になり、「いい所があるから、一緒に行こう」とだけ吐き捨てて、イギリスの腕を引いて会議室を後にした。
体がしっかりとしているロシアに掴まれた腕を取り払える程の力を持っていないイギリスは、何か諦めたように歩幅を合わせた。
その光景を見ていたアメリカは、鋭い目をしていた。
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ロシアに腕を引かれやってきたのは、明らかにそういう系統のホテルだ。外観は無駄に派手だし、スタッフはそういう者を見る目をしている。
イギリスの脳内には、ひたすら疑問が浮かび上がった。何故、ロシアが自分をこんな所に連れてきたのか。
イギリスは不安で冷や汗をかきはじめ、目がうろたえる。普段から何を考えているのか分からず怖いと思っているロシアが、より一層怖く見えていた。イギリスは恐怖に怯えてキュッと目を閉じてしまった。
それがいけなかった。
気づけば既に部屋の中にいて、ベッドに連れ込まれていた。
ロシアは覆い被さるようにしてイギリスの両腕を押さえつけた。これではもう、どう頑張ったって逃げられない。
「ねぇ、イギリス君ってさ、アメリカ君のこと好きでしょ?」
「…………え?」
ロシアからの質問に、イギリスは耳を疑った。 バレているなんて思いもしていなかったからだ。
イギリスは、元から強ばっていた体が、より一層身を固くするのが分かった。
ロシアはアメリカと仲があまり良くない。アメリカが嫌がる事なら、積極的になる国だ。
イギリスが元弟という存在であるアメリカに片思いをしているなんて言ったら、きっと酷く軽蔑して、そして嫌悪の表情を見せる。それは、普段ロシアが見たがっている表情だ。
このままでは、バラされてしまう。そう理解した瞬間、イギリスの体内からサッと血が引いた。
「ろ、ろしあ…頼む、あめりかにはっ…」
「うん、言わないであげる」
「ぇあ…?ほ、ほんとに…?」
「ホントだよ」
予想外の返答に、イギリスは驚きと共に安堵し、安心した。 しかし、まだ安心しきってはいけなかった。
いつの間にか頭の左右に押さえ付けられていたはずの腕は頭上で止められており、ロシアは空いた右手でイギリスの顎を軽くあげた。
このなんとも奇妙な光景は終わっていなかったのだ。
「ろし―――」
イギリスが疑問の言葉を発しようとした時、ロシアがその口を塞いだ。
驚きのあまり微かに開いてしまった口の隙間から、ロシアの分厚い舌が入り込み、イギリスの口内を上下左右と無遠慮に舐めまわした。
「んっ…ふ、ぁ…んんっ!」
驚きのあまり鼻呼吸というものを忘れたイギリスは、呼吸ができず苦しそうで、くぐもった声しか出すことが出来なかった。
体感でいうと数分程経った時、ようやくその口は離された。お互いの間に引かれた糸は寂しげにプツンと切れた。
「はー…は、なん、で…」
「ねぇイギリス君、僕優しいからさ、アメリカ君のこと忘れられるくらい気持ちいことしてあげるよ」
「え…?」
「イギリス君は何も考えず、快楽に犯されてよ」
ロシアはそうニコリと笑うと、イギリスの服に手を差し入れ、白く細いイギリスの肌を撫でた。
「ひっ…」
「その恋、諦めさせてあげるから」
耳で囁かれた言葉に、イギリスは耳を貸す余裕さえなかった。
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「あっ…ぅあ、いゃ、っ〜〜」
静かな室内には、イギリスの甘い嬌声と、卑猥な水気を帯びた音が響いていた。
頭上でまとめられた腕はイギリスがつけていた筈のネクタイで一括りにされ、身動きも取れなければ口を塞ぐことさえ出来ない。
お陰で、イギリスはされるがまま、あられもない声しか出すことが出来ない。
「ん〜、イギリス君の気持ちいところはどこかな〜?」
「ろしあっ…も、やめっいや、ぁ、あっ〜ひ、ぐぅ…っ」
普段使う事のないソコに差し込まれるロシアのしっかりとした指は、狭苦しいソコには苦しくて、違和感でしか無かった。ただ、その違和感と共にやってくる快楽も、逃す事は出来なかった。
ロシアに中を弄り回されていると、あるしこりの様な所を押された。 そこを押された瞬間、イギリスの目の前は白く点滅した。
「っ〜〜〜〜!?ぁ、え…?」
「あ!あった!イギリス君の気持ちいところ」
「ひっ、ぁ、あっ…ぃや、やめて、っそこ、いやだぁ、んぅ…っ〜ぁ」
ソコを見つけた瞬間、ロシアは玩具遊びに明け暮れる子供のように笑い、そして必要以上にソコを弄り倒した。
押したり挟んだり擦ったり、出来る限りの方法でソコに触れてくる。
触れられる度、イギリスの目の前は白く光る。 嫌だ嫌だと力無く首を横に振っても、「よかった、イギリス君も気持ちいんだね」なんて言って、聞く耳を持たない。
本心では嫌だと言ってるのに、体はそれを聞かずどんどん限界に近づいていく。敏感すぎるソコにロシアの指が触れる度、一段一段と限界値が上がっていく。
「ひぅ!?」
いよいよ限界だとイきかけた時、ロシアの冷たい手でそれを掴まれた。
ようやく吐き出せそうだったものを阻まれたせいで、体はみっともなく震える。 「なんで…」と問かければ 「イくなら僕のでイって欲しいんだぁ」なんて返してきた。
そしてその言葉通り、ロシアは自身の熱くなったソレをイギリスの後孔に押し当てた。
つぷ…と先端が吸い付く感覚がすると、快楽で働いていなかった頭が途端にクリアになった。
「あ、まっ、まて…ろしあっ…! 」
「舌、噛まないでね」
そう優しく囁かれたのとほぼ同時に、抵抗も虚しく、圧倒的質量のソレがイギリスの中に突き刺された。
「〜〜〜っ!?はっ、ひゅ…っぁ”、あ”っ…」
幾ら慣らしたとはいえ、男の後孔は行為の為に作られたものでは無い。快楽よりも苦痛が勝り、イギリスは弓のように仰け反る。 苦しさのせいで呼吸も上手く出来ない。イギリスにとってこの行為は苦痛でしかない。
「だめだよイギリス君、ちゃんと呼吸しなきゃ」
そう言えば、ロシアは深いキスをしてくる。 自分のせいでイギリスはこんなことになっているというのに。
「ん”、ふっ…ぁ”っあ”〜っ、んん”っ!ひ、ぅ…っ」
キスをしている最中でも、ロシアは躊躇なく腰を振ってくる。口を塞がれているお陰でまともに喘ぐ事すら出来ないイギリスは、口の端から飲み込みきれない唾液が伝っていく。
でも、この行為はロシアの言った通りになっている。今のイギリスの頭の中は真っ白で、何も考えられていない。
有言実行。この行為をしている限り、イギリスの脳内にアメリカは存在しない。
「〜っあ”、ま、いゃっ…やだっ!やだ、そこっ…ひ、ぁ”ッぃやだッん”、ぅう”っ」
ロシアは再びしこり部分を攻め始めた。指でも頭がおかしくなりそうだったソコは、ロシアのモノで攻められれば完全に頭が真っ白になる。
苦痛が快楽に変換され始めた今なら尚更。
じわじわと限界が迫ってきて、イギリスは悶える。
「ぃあ”ッあっ、ひ…やだ、イきたくないッぅあ”、は、っん”」
「イきたくないの?なら、ここ縛ってあげようか?」
「っ〜〜ぁ”、ぃや、やだッん、ぅ”あッ」
悪意も、何も無い。遊びにくれる子供のように笑って、ロシアはイギリスのソコをピンッと弾いた。
元々限界に近かったものがより鮮明になる。あと一歩。あと一突きで、吐き出される。
「僕もそろそろイきたいんだ、一緒にイこうよ、イギリス君」
そう言うと、ロシアはより一層腰を振る。そして確実に、イギリスの善がる部分を攻めあげてくる。
既に脳内がドロドロに溶けたイギリスは、唯甘い嬌声を上げることしか出来ない。
「あ、や、やだッやだ、イく、イくからっぅ”、ひぐっ、あっ…あっ」
「うん、僕も…」
「や、ぅっ〜〜〜!」
イギリスが仰け反るのと共に、互いの性器から白濁が飛び散る。
その白濁はシーツと、イギリスの細く白い体と中を汚した。
「ぁ…う、ぅう”…ッ」
イギリスのフォレストグリーンの瞳から、一粒、また一粒と涙が流れていく。 何に対しての涙かは、イギリス自身余り理解出来てはいなかった。
「泣かないでイギリス君、そんなに嫌だったの?」
イギリスにとっては、この行為は嫌に決まっていた。
確かに、行為中はアメリカの事を忘れられた。しかし、こんな強姦まがいな事をされて、喜ぶはずも無い。
国とはいえ、男とした生まれ、そして育ったというのに。その男プライドさえも、全て壊された。
「…なら、その嫌って感情も思うことが出来ないくらい、善くしてあげるよ」
「ぇ、あ…ひっ」
まだ繋がったままだったソレが、再び大きくなるのが分かった。目の前のガタイのいい男は、先程よりも獣の目をしている。
イギリスの目尻にはより多くの涙が溜まり、そして零れていった。
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「ねぇイギリス君、いいお店見つけたんだけど、今夜一緒に行かない?」
「…ああ、構わない」
その後も、ロシアとイギリスは体を重ね続けていた。大半はロシアが半ば無理矢理だったが、時折イギリスから申し出ることもある程度には、この奇妙な関係は続いていた。
そしてこの誘いは、二人の間で作った隠語だ。いい店というのもホテルの事であり、イギリスは情事の誘いを受けたのだ。
「うふふ、なら、後でお店之詳細送っておくね」
「ああ」
短い返事をすれば、イギリスはそそくさと会議室を後にした。
「…最近、やけにイギリスと仲がいいじゃないか」
イギリスの後ろ姿をニコニコとした顔で見送っていたロシアに、少々不満気な顔をしたアメリカが声をかけた。
そんなアメリカを見れたロシアは酷く嬉しそうな顔をして答えた。
「うん、アメリカ君のお陰でね」
「俺の…?」
ロシアの回答に、アメリカはより顔を顰めた。
「アメリカ君がイギリス君に冷たくしてくれたお陰で、彼が手に入ったよ」
「…は?」
アメリカの青空のような瞳が、大きく見開かれた。
「ベッドでのイギリス君、凄く可愛いよ」
「―――っ!」
そう言って笑うロシアの笑みは、いつもみたく子供のようで、何を考えているか分からず、恐怖を感じるような笑みだった。
この歪な関係に、名前をつけるなら―――
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あー書けた!書けましたよお…😭
普段こんなの滅多に書かないし、書けないから滅茶苦茶苦戦しました…
これを見た何処かの誰か様、刺さってくださいお願いします。
そしてこちらを閲覧なさられた方、どうか、出来れば、本当に、♡か💬を下さい…本当に頑張ったんですよ。
他の投稿とかすっぽ抜かして頑張ったんです!
よければ…お願いします…
滅多にこんなの出さないので!尚更!お願いしまぁぁす!
以降、他作品でもお願いします!
もしかしたら続きがあるかもしれないです(アルアサ)
お望みの声がございましたら…考えさせていただきますね…
では
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