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先生と生徒の秘密——。

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先生と生徒の秘密——。

1 - Ep.1 1:好きになっちゃ、ダメなのに。

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2025年06月24日

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第1話


普通の高校生だった私、〇〇。でも、ある日ふとしたきっかけで“先生”と秘密の関係が始まった──これは、誰にも言えない恋の物語。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


午後の教室。放課後のチャイムが鳴ったあと、生徒たちの笑い声が少しずつ遠ざかっていく。今日は金曜日、みんな早く帰りたいらしい。


でも、私はまだ、帰らない。


理由は……先生が、職員室に戻る前に、ちょっとだけ会いたかったから。


教室の窓から外をぼんやり眺めながら、そわそわしていた私の背後に、静かな足音が近づく。


「……まだ残ってたのか」


声をかけられるだけで、心臓が跳ねた。

この声、絶対忘れられない。

ちょっと低めで、冷たそうで、それでも私には特別に聞こえる声。


「せんせ、来てくれるって、思ってました」


そう言って、笑う私に先生は「はぁ…」とため息をついたけど、どこかその口元が緩んでる気がした。


「なんで俺が来るって思ったんだよ」


「だって……放課後に『ちょっと残ってろ』って言ったの、先生じゃないですか」


「ああ……そう言ったな」


先生は黒板の方を向いて、あまり私の目を見ようとはしない。

昔から、そう。先生はクールで、冷たそうで、女子の人気も高いのに、誰にも本音を見せない。


でも……私は、知ってる。

先生が、誰にも見せない顔を、私だけには見せてくれることを。


「……先生」


私はゆっくり机を立って、先生に歩み寄る。先生が一瞬目を伏せたのが分かった。


「誰かに見られたらまずいぞ」


「見られないですよ……もう誰もいないもん」


そう言って、そっと、先生のネクタイを指先でつまむ。

本当は、もっとぎゅっと抱きしめたい。でも、教室だし、まだ放課後だし……我慢しなきゃ。


「今日、すごく会いたかったんです」


「毎日会ってるだろ」


「……特別な意味で、です」


その瞬間、先生の目がふっと優しくなるのが分かる。


「バカ」


そう言って、先生は私の頭にそっと手を置いた。

その手が、すごくあたたかくて、少しだけ震えてて。

先生も、少しだけ不安なんだって思った。


「誰にもバレんなよ」


「うん……ぜったい、秘密」



……だけど、この”秘密”がバレるのは、思ったよりずっと早かった。


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好評だったら第2話も書かせて頂きます💭💭

続きが気になった方はぜひいいねやコメントお願いします🙏


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