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深夜のショッピングモール。暴れていた能力者は倒れ、
店内は静まり返っていた。
床には砕けたタイル。
崩れた柱。
戦いの跡が残っている。
ルナは倒れた男を見下ろした。
「終わったね」
レイは自分の手を見つめる。
そこにはまた一つ
黒い紋章が浮かんでいた。
「……13個」
ルナが驚く。
「そんなに能力持ってるの?」
レイは小さく頷く。
「全部奪った」
ルナは思わず笑う。
「ほんと化け物」
レイは苦笑する。
「褒めてないよね」
その時だった。
キン……
冷たい音が響く。
空気が急に冷たくなる。
レイが振り向いた。
「……来た」
入口からゆっくり歩いてくる人影。
長い黒髪。
鋭い目。
銀色の腕章。
異能管理局。
レイはため息をつく。
「また会ったね」
少女は冷たい声で言う。
「黒崎レイ」
ルナが小声で聞く。
「知り合い?」
レイは答える。
「さっき戦った」
ルナは楽しそうに笑う。
「面白そう」
少女はルナを見た。
「あなたも能力者?」
ルナは軽く手を振る。
「まぁね」
少女は言う。
「私は 氷室ミナ」
「異能管理局戦闘部隊」
レイはつぶやく。
「名前まで教えてくれるんだ」
ミナは真剣な顔で言う。
「逃げられないから」
その瞬間。
床が凍る。
バキバキッ!!
氷が一気に広がる。
ルナが跳ぶ。
「うわ!」
レイも後ろへ下がる。
ミナの手から冷気が流れている。
「黒崎レイ」
「あなたは危険な存在」
「ここで確保する」
レイは肩をすくめる。
「話し合いは?」
ミナは即答する。
「なし」
次の瞬間。
氷の槍が飛ぶ。
シュン!!
レイは雷で撃ち落とす。
バチィッ!!
氷が砕け散る。
ルナがニヤッと笑う。
「いいね」
「私も混ざる」
影が広がる。
黒い影が床を覆う。
ミナは驚く。
「影の異能……」
ルナが言う。
「そう」
「私の能力」
影の手がミナに伸びる。
ガシッ!!
しかし。
ミナの体から冷気が爆発した。
バキィン!!
影が凍る。
ルナが目を見開く。
「え!?」
ミナは冷静に言う。
「影でも凍る」
次の瞬間。
巨大な氷柱が落ちる。
ドォン!!
レイがルナを引っ張る。
「危ない!」
ルナは笑う。
「ありがと」
ミナは二人を見つめる。
「二対一でも」
「勝てる」
レイは少しだけ笑う。
「自信あるね」
その瞬間。
レイの手に
岩の力が宿る。
ゴゴゴ……
床の破片が浮く。
ルナが驚く。
「もう使えるの!?」
レイは言う。
「慣れてる」
岩の塊を投げる。
ドォン!!
ミナは氷の壁を作る。
しかし。
その裏から雷が走る。
バチィッ!!
ミナの腕章が焦げる。
「くっ……!」
ルナが笑う。
「連携いいじゃん」
ミナは二人を見て言う。
「……危険すぎる」
その時だった。
突然。
建物全体が揺れた。
ゴゴゴ……
三人が同時に上を見る。
天井がひび割れている。
ミナがつぶやく。
「……何?」
レイの表情が変わる。
「この気配……」
ルナも気づく。
「強い」
次の瞬間。
天井が砕けた。
ドォォン!!
巨大な影が降ってくる。
煙の中から現れたのは――
巨大な怪物。
体は黒い結晶。
目が赤く光っている。
ルナがつぶやく。
「なにあれ……」
ミナの顔が青くなる。
「まさか……」
レイが聞く。
「知ってるの?」
ミナは言った。
「Sランク異能体」
空気が凍りつく。
怪物が咆哮する。
ガアアアア!!
その衝撃で
ショッピングモールのガラスが砕けた。
レイは拳を握る。
「……強そう」
ルナは笑う。
「めちゃくちゃ」
ミナは驚いて二人を見る。
「逃げないの!?」
レイは言う。
「逃げたら街が壊れる」
ルナも言う。
「それに」
ニヤッと笑う。
「強い敵は好き」
怪物が突進する。
ドォォン!!
三人は同時に動いた。
Sランク異能体との戦いが始まる。