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仮 小 説

1 - 仮タイトル『嘘つきの病弱者』

2025年05月06日

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※「マグメル深海水族館」という漫画を先に見てからの方が

分かりやすいかもです…!



──────────


( 1 , 2 , 3 , い ず れ か の 番 号 を 丸 で 囲 ん で 下 さ い 。)


⒈ 私 は 脳 死 後 及 び 心 臓 が 停 止 し た 死 後 の い ず れ で も ,

移 植 の 為 に 臓 器 を 提 供 し ま す 。


⒉ 私 は 心 臓 が 停 止 し た 死 後 に 限 り  ,  移 植 の 為 に 臓 器 を

提 供 し ま す。


⒊ 私 は  ,  臓 器 を 提 供 し ま せ ん 。


( 1 又 は 2 を 選 ん だ 方 で  ,  提 供 し た く な い 臓 器 が あ れ ば  ,

✕ を つ け て 下 さ い 。)


【 心 臓 ・ 肺 ・ 肝 臓 ・ 腎 臓 ・ 膵 臓 ・ 小 腸 ・ 眼 球 】


──────────


病 院 の ベ ッ ド に 座 っ て い る 青 年 は 何 も 言 葉 を 発 さ ず に ,

⒈ と 心 臓 に 丸 を つ け た 。


ガラガラガラッ


看護師さん『あ , 起きてたんですね』


看護師さん『おはようございます。 “ 芹沢さん ” 』


芹沢 瑞帆『… , ぁ』


トッ(栞を挟み , 小説を閉じる


芹沢 瑞帆『おはようございます。蛍医者(にこ』


蛍 竜斗『はい。あれ… , 臓器提供意思表示カード…』


芹沢 瑞帆『あぁ… , あと3年なのでね…(心臓のある部分に触れる』


蛍 竜斗『成程…。助からないと思ってるんですね?』


芹沢 瑞帆『医者が言ったんじゃないですか(伏し目』


蛍 竜斗『手術が上手く行かなかった場合は3年です。』


蛍 竜斗『確かに , …貴方の心臓に開いている穴は大きく ,

長時間の手術が予想されていますが…』


蛍 竜斗『絶対に助けますよ。医者なのでね』


芹沢 瑞帆『ふはっ , じゃあ頼みましたよ。』


芹沢 瑞帆『まだ僕は , 深海生物の写真を撮り足りないのでね』



──────────


画像

𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞.__________

名前 / 芹沢 瑞帆

年齢 / 18歳

誕生日 / 6月29日

身長 , 体重 / 176cm , 42kg(※病気で体重が減少中)

職業 / 深海写真家

病気 / 先天性心疾患


# . で も  ,  も う よ く 持 っ た 方 じ ゃ な い ?



──────────



画像 𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞.__________

名前 / 蛍 竜斗

年齢 / 34歳

誕生日 / 5月1日

身長 , 体重 / 180cm , 68kg

職業 / 医者

家族 / 嫁 , 息子が一人居る


# . 可 能 性 が な い と 諦 め る な 。 な い な ら 作 る ん だ よ



────────────────────



芹 沢  瑞 帆 s i d e



【 マ グ メ ル 深 海 水 族 館 】



変わんないな…此処は…

あ , ラブカ…相変わらず綺麗だなぁ…



…──



ん?何もいない…


グルッ…(マッコウクジラが現れる


芹沢 瑞帆『ぁ』


マッコウクジラ『…(ジッ』


芹沢 瑞帆『んは , 君はいつも最初に来てくれるね(ふふ』


ピト…(水槽に触れる


マッコウクジラ『…(触れた場所に顔を寄せる』


芹沢 瑞帆『… , 』


「うわ…凄い , 手懐けてる…!(✨」


芹沢 瑞帆『ん?』


芹沢 瑞帆『あ , 飼育員さん…初めまして , ですよね?』


「あっ , はい!天城航太郎と申します!』


芹沢 瑞帆『ん。僕は芹沢 瑞帆です。』


天城 航太郎『え?あっ , あの深海写真家の!?』


芹沢 瑞帆『…ん ~ …うん。そうだよ』


天城 航太郎『やっぱり!父さんが昔 , 話していて!』


芹沢 瑞帆『父さん…?』


そういえば見たことのある顔のような…

もしかして…


芹沢 瑞帆『君のお父さんって石花航洋さん?』


天城 航太郎『え , あ , はい…そうですけど…』


芹沢 瑞帆『…成程』


天城 航太郎『あの , タメ口で大丈夫です!』


芹沢 瑞帆『…分かった。ありがとう(ふふ』


芹沢 瑞帆『湊人さんはいる?』


天城 航太郎『いますけど…』


芹沢 瑞帆『そう… , (大丈夫なのかな…)』


「あっ!せりちゃ ~ んっ!!」


芹沢 瑞帆『ん?あ , なぎさちゃん(くふ』


なぎさちゃんの目線に合わせるようしゃがむ


大瀬崎 なぎさ『今日は体調大丈夫なの ~ …?』


芹沢 瑞帆『うん。今日は呼吸も苦しくないし , 体も

怠くないから来ちゃった』


大瀬崎 なぎさ『そっか!じゃあ治ってきてるの?』


芹沢 瑞帆『…そうだといいんだけどね』


天城 航太郎『あの…治ってきてるって何処か悪いんですか?』


芹沢 瑞帆『場所 , 変えよっか』


芹沢 瑞帆『なぎさちゃんは一旦バイバイね(にこ』


大瀬崎 なぎさ『何で ~ ?』


芹沢 瑞帆『この飼育員さんと内緒話をするんだ(人差し指を口元に当てる』


大瀬崎 なぎさ『そっか!じゃあバイバイ!』


芹沢 瑞帆『ん。バイバイ』


──────────


芹沢 瑞帆『…先天性心疾患なんだ』


天城 航太郎『せ , 先天性心疾患…?って , 何ですか?』


芹沢 瑞帆『簡単に言うと心臓病だよ。』


芹沢 瑞帆『乳児期に僕はなったんだけど… , 中々離れてくれなくてね』


芹沢 瑞帆『心房や心室の壁に穴が開いてるんだ。』


天城 航太郎『え , だっ , 大丈夫なんですか!?』


芹沢 瑞帆『うん。今日は大丈夫。』


芹沢 瑞帆『あとは…手術が成功すればもう自由かな』


天城 航太郎『その , …手術っていうのはいつあるんですか?』


芹沢 瑞帆『あと4週間後だよ』


天城 航太郎『そうなんですね…』


芹沢 瑞帆『…「頑張って」とかは , やめてね。』


天城 航太郎『えっ?』


芹沢 瑞帆『実は死ぬ確率の方が高いらしいんだ』


天城 航太郎『…そう , なんですか…?』


芹沢 瑞帆『うん。』


天城 航太郎『芹沢さん…って…』


芹沢 瑞帆『「せりちゃん」でいいよ , あとタメ口ね(にこ』


天城 航太郎『えっ!?』


芹沢 瑞帆『ん?(ふふ』


天城 航太郎『せりちゃん… , って』


芹沢 瑞帆『うん』


天城 航太郎『まだ18歳だよね…?』


芹沢 瑞帆『そうだね』


天城 航太郎『辛くないの?まだ生きたいって思わないの?』


芹沢 瑞帆『…』


辛いよ , 生きたいよ

そう言いかけた口を急いで噤む

先天性心疾患 , 昔からあって今も体を蝕んでいるもの

こんなもの , 早く消して楽になりたい

けど ,


芹沢 瑞帆『大丈夫だよ。きっと助かるって思ってるから』


嘘つきでごめんね ,



──────────


見たいですか?

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