「あ。また当たったわ」
西田…それはもう作為では?今度は何させる気なんだ…………
「お次はどうしようかなぁ〜?…じゃあ、『4番と3番が愛してるゲームをする』で」
もちろん私は3番になりましたとさ (以下略)。
「私が4番ですか。…愛してるゲームとは一体なんでしょうか?」
「説明しよう!愛してるゲームとは、交互に『愛してる』を言い合い相手を照れたり笑ったりさせた方が勝ち!というゲームであるっ」
ちょっと待て、西田。担任が照れたり笑ったりしてるとこなんて、ほとんど見たこと無いぞ。私、圧倒的不利では?
「それじゃあ、いってみよー!和住先生と成瀬の『愛してるゲーム』スタート〜!」
向かい合わせに椅子に座り、未だかつて無いほどじっくりと見つめ合う。
「では、先行をいただきますね」
すると、担任は私の両手を持ち上げ優しく握り締めた。
まるで私しか見えていないかのように真っ向から此方を見据える眼差しも、慈しむように下がった眉も、薄く色付いた頬も、その表情全てから愛情が切実に伝わってくる。
「…愛しております」
響かないわけがない。ここまで誰かに惚れ込む人間の表情を見たことが無かった。
「……っ」
でも、ここで負けるわけにもいかないのだ。…なんかここで負けるのは悔しいし。
担任の目をなんとか見つめ返す。多分、顔真っ赤だし目が潤んできちゃってるから恥ずかしがってるもクソも無いんだけど…言うしかないな。
「…あ、…してま、す。……私もっ、愛してます!」
爆散した。もう二度と顔上げたくないんだが。
「うわ〜二人とも顔真っ赤だわ。お揃いのダンゴムシポーズしちゃってかわいいですねー」
「ウブ過ぎでしょ。なんか腹立つねー」
「…たかがゲームだろ」
「おっしゃ!ラストの四回戦目いくぞ〜!」
「「「「「 王様だーれだ?」」」」」






