泉side
翌日。
………あいつらを何とかしなきゃ。
そう思いながら、俺は職場へ向かう。
冬だから、指先が冷たくなる感覚がまだ残っている。
俺の顔がイケメンだからって、朝からキャーキャー言っている野次は無視して行く。
泉「…おはようございますっ、」
?「すぅ…すぅ……♪」
泉「ちょっ、くまくん!こんなところで寝ちゃダメでしょお?!?!」
?「……んん…。誰〜、俺の睡眠を妨害してくるやつは。」
この子は、朔間凛月。俺の同期。
職場に入っては、いっつもぐうたら寝ている。
今後大丈夫なんだろうか…。
泉「…瀬名泉だけど??」
凛「せな…??ぁ、セッちゃん?セッちゃんだぁ〜♪」
泉「ちょっ、!!急に抱きついてこないでよねぇ!チョ〜うざい!」
凛「んふふ。別にいいでしょ〜。俺の抱き枕にちょうどいい…♪」
退けようとするけど、くまくんがそうさせないように俺のことをぎゅっと抱きしめている。
…ほんと、飽きないよねぇ…この子は?
凛「……それにしても、珍しいね〜?セッちゃんが早く来るなんて。」
泉「はぁ?俺のこと舐めてるとはっ倒すよぉ??」
凛「…舐める?身体を?」
泉「やめて気持ち悪いから。」
凛「……でも、もしそうだったら、セッちゃん「ゆうくん」とかにしちゃいそう〜♪」
泉「ばっ……!!!////// 」
くまくんのその言葉で、俺は顔を赤面にした。
泉「た、たしかにしたいけどさぁ……。やっぱだめ!あの純粋なゆうくんを貶したくないっ、!!」
凛「……ふぅん、そっか。」
泉「…と、とにかく。俺は調べ物があるから先に行くねぇ?くまくんもサボらずにちゃんとやりなよぉ?」
凛「はぁい、」
……今日は一段と、疲れた朝になった。
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確かにしたいけどさぁ…。←爆弾発言()