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物静かなカフェのカウンターにとある国が佇んでいる
どうやら本を読みながら、カフェを楽しんでいるようだ
時々、紅茶の入ったカップに手をつけている
「…待ったかい、イギリス」
そう言って、隣の席に誰かが座った
「…いえ、別に」
イギリスと呼ばれた人物はそうやって返して、本を閉じた
本は彼を待つまでの暇つぶしだったらしい
「彼と同じものを頼むよ」
この男もイギリスと同じく紅茶を嗜むようだ
どことなく仕草に華があるような気がするし、貴族様かなにかなのだろうか
はたまたそれを模しているだけなのか
そんな彼はイギリスに目を向けた
「…怪我は大丈夫かい?」
腕の辺りに目線を向けていて、心配している、という感じだった
「…怪我をしたのは貴方のせいなんですよ、ロシア」
イギリスは呆れた顔をしてその人を睨んでいた
「…なんのことだか?」
それを軽く躱すように彼、ロシアは笑った
それでもイギリスは冷たくロシアを見据えていて、しばらくしてため息をついた
「治りましたよ、頭を刺されなくて助かりました」
「だから腕怪我したんだもんね、さすがイギリス」
「…それは自白と受け取っていいんです?」
繋がっていないような会話が行われて、それでも話が通じていて、二人の相手への理解度が伝わる
仲が良い…のだろうか?
独特の空気感が二人の間にある気がした
そこにカタン、と控えめに紅茶のカップを置く音が入った
店員は礼をして、すっと去っていった
ロシアは一口紅茶を飲んで、そのあと頬杖をついて、イギリスに話しかけた
「…そういやさ、あの時なんでフランスくんを助けたの?君なら転んでも見捨てると思ったのに」
話を切り替えたからか、空気感が少し和らいだ気がする
…言っていることは大変なことだとは思うが
「…貴方、バカな人が好きって言ってたでしょう?だから、バカなことをしてみたんですが…」
今まで冷たかったイギリスの顔がほんの少し赤らんだ
そのあと、忘れてください…と小さい声で呟いたが、ロシアは声をあげて笑って、忘れる気なんて更々なさげだった
ロシアは一通り笑って、落ち着いたあとに話を続けた
「ふー、…あのねぇ、僕、フランスくんのことが好きなんだ」
それにイギリスは一瞬虚を突かれた顔をしたが、すぐに納得したようだった
「…最近、仲良いですよね、貴方達」
「そーそー、仲いいんだよ。だから僕のこと諦めてくれるかな?」
爽やかな笑みをして、ロシアはそう言った
チャラそうな男に見えるのは話のせいなのだろうか
そんなロシアの腕をイギリスは掴んだ
「…諦めるわけなんてないでしょう?ここまで思わせておいてひどいこと言いますね、貴方」
「だよねぇ…、うんうん、だと思った」
ロシアは納得したようだった
「それに、フランスが好きなのは私なんでしょう?」
くすりと小悪魔みたいに笑ってイギリスはそう言ってのけた
「…なんだ、知ってたんだ。意地悪だなぁ」
そうやって言いながらもロシアもくすくすと笑っている
仲よさげに笑い合うものだ
しばらく笑ったあとに、イギリスは紅茶を飲んで、言葉を発した
「手札はいくつあっても足りませんから」
「もの扱いだなんて、さすがにフランスくんが可哀想になってくるなぁ」
心のこもってない言葉が飛び交った
たぶんどちらも自分以外はどうでもいいとか考えているのだろう
性格が捻くれているというか、悪いというか…
そんな二人はそのあとも会話を続けていった
楽しく、仲良く、人を乏しめるようなことを言っては笑い合って、紅茶を飲んで…
帝国のトップツーは自由気ままなものだ
ここからは別に読まなくてもいいよ!
三人称…ムズカシイ…
どっちの意図も読ませないようにしたいが、どっちかの視点を方が会話の解説なりなんなりして、わかりやすい話になるのに…
まぁ頑張るか
前のアカウントで「連邦らの裏側」っての書いたと思うんですけども、そこも英露が仲いいというか読み合ってるというか…ってのが見れますね
今の英露の仲が良いのかは知りませんが、帝国時には互いをライバルと認めてくれてると嬉しいなと思うところですね〜
「グレート・ゲーム」のギスギス感よ…
それなのに、フランスがだした大陸封鎖時には最終イギリスと貿易するしさぁ…
そこら辺を知ってから、「連邦らの裏側」は書いたってな話がありますね
結局、言いたいのは、英露に仲良く腹の探り合いしてて欲しいなってことですよね
チェスしろ、チェス!!
虚
2,114
#カンヒュイラスト
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すず
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