本当は…どうでもよかったのに……
 本当は…怖かったのに……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『どうでもよかった筈の”女の子”』
 
 
 
 
 『怖かった筈の”人間”』
 
 
 
 
 『いつの間にか大切になっていた彼/彼女』
 
 
 
 
 
 
 
 俺はシェアハウスに住み始めてからその中のBOSSとして動いていた…感情なんてなかった…ただ…感情のある奴らが馬鹿に思えただけの…殺し屋だった…なのに…あの時から…ある少女を見つけてから感情が芽生えたのか…助けたい…ような気持ちがあった…
 
 
 心韻)…(どうしてこんなところに…)
 青華)…?
 心韻)…
 妙に…撫でたい…可愛い…愛したい…そんな気持ちがあった…自分でも不思議でならなかった…
 心韻)…
 俺が撫でようとしたら…
 青華)ビクッ…泣プルプル…泣
 心韻)…
 何もしてない筈が…怯えてしまった…過去にこの子の親を殺してしまったのかとも思ったが…こんな綺麗な青い髪の女や男は殺していない……何かされていたのかもと…何故か…”心配していた”…
 心韻)…
 青華)プルプル…泣
 俺のように…虐待されていたのかもしれない…そう思うと…俺が親のようにちゃんと愛したいと…思うようになった…
 心韻)…ナデナデ…
 青華)!!泣
 心韻)…ニコッ…
 笑顔もできなかったのに…初めて…笑った…無意識に笑っていた…本当は…自分も…愛したい気持ちも…楽しい気持ちも…全てあったのだと…今…実感した…感情が戻った…赤子の頃に戻ったように…笑顔になれた…彼女のおかげだと思い…家に誘った…一緒に住もうと…そしたら…
 青華)…いい…の…?泣
 初めて声を出してくれた……嬉しかった…声も綺麗で…俺が愛してもいいのかとも思った…でも…
 青華)…貴方なら…僕…一緒に居たい…
 と…言ってくれた…初めて言ってもらえて…嬉しくて…泣きそうだった…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 _その後_
 
 
 
 
 
 
 心韻)早く起きろ…みんなリビングいるから…
 青華)待ってよぉ…まだ僕眠い…よぉ……
 心韻)チュッ
 青華)んむッ////////
 心韻)目…覚めたか?
 青華)…うん…////////
 心韻)可愛い奴…
 青華)( ⸝⸝⸝⌄⸝⸝⸝)◦♡
 いつの間にかこんなに仲良くなっていた…自分でも不思議で仕方がない…こんな他人と仲良くなれたのは初めてだ…何が変わったのだろう…でも…楽しいから…もう…いいのかもしれない…過去のことを引きずっていても仕方がない…彼女と2人でどこか行きたいと思った時もあった…それくらい彼女を愛していた…
 
 
 
 
 
 
 
 
 _別視点_
 
 
 
 
 
 青華)…////////
 いつの間にこんなに彼と仲良くなってたんだろ…毎日がすごく楽しいし…僕って言ってても責められないし…何よりみんな僕を”人”として見てくれてるのがすごく嬉しい…物としてしか見られてなかった…扱われてなかった僕が…今自由になれた気がした…幸せ…ここが僕の居場所なのかも…
 青華)ここにずっといたいなぁ…////////
 無意識にこの言葉が出た…それほどここが好きなのだと…楽しいのだと自分でもわかった…僕は幸せ者だ…
 青華)生きててよかった…////////
 
 
 
 心韻)生きててよかった…
 
 
 
 
 
 
 2人の心が1つになる始めの日…これからの2人の人生が…どうなるかは…これからの物語に期待しましょう…
 
 
 
 
 
 
 _数ヶ月後_
 
 
 青華)兄さん!!待って!!
 心韻)ふふ…早くしないと置いてくぞ…
 青華)やぁだ!!待ってよぉ!!
 心韻)ほらおいで
 青華)抱っこ…?
 心韻)嗚呼
 青華)やったぁ!!
 心韻)ふふ…
 
 
 2人はいつでも2人でいる仲良しの兄妹になった…いつも楽しそうで可愛い兄妹に…この兄妹はどこまでも幸せでいそうなほど仲良しだ…周りの仲間たちも…笑顔になれる…そんな明るい性格の2人になった…過去の記憶も忘れるほどに…
 青華)Zzz…(_   ̫ _ ⸝⸝)
 心韻)疲れて寝ちゃったのか…寝るか…
 彼女の寝てる姿を見て一緒に寝た彼…そんな尊い兄妹の幸せも…いつまで続くのか……そんなの永遠に……彼女達の未来に幸あれ…







