コメント
5件
騙されちゃうアサがかわいすぎる〜!!!!!
ぐ腐腐腐腐 これだからドーヴァーはやめらんねぇ!!←は? エイプリルフール忘れてるのはどんだけ疲れてたんだ…去年の私エイプリルフール思い出したの4/1の22:00だったけど⭐︎
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
⚠︎注意⚠︎
・仏英( フラアサ )
・エイプリルフールネタ
・喧嘩
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「俺、お前の事大嫌いだから」
四月一日。この日はエイプリルフールという、嘘を言ってもいい( 限度はある )日。
腐れ縁であり恋人のイギリスに向けてそう言った。
イギリスの事だから「俺は大嫌いだよ」とか「子供みたいなことしてんじゃねぇよ」とか、そういう返答を想像してた。
でも、仕事で疲れていたのか、カレンダーをチェックし忘れていたのか、イギリスはそのままの意味で言葉を受け取った。
「っ…俺だって大っ嫌いだっての!!このクソ髭!!!」
予想していたものとは全く違う返答と威勢で、俺は言葉を返すのを忘れた。
その隙にイギリスは家を飛び出していて、俺も慌てて飛び出した。
でも、イギリスは全力疾走なものだから、全然追いつかなくて、気づけばロンドンに来ていて、気づけばイギリスを見失っていた。
ロンドンはこれまで何百回と観光や視察をしてきたから、イギリスの好きな場所や良く行く場所は知っているし分かっていた。
だから、そこを手当り次第探しまくった。
なんなら、通行人にも声をかけた。「眉毛が特徴的な男を見なかった?」って。ほら、イギリスの眉毛って特徴的だから。
でも、残念ながらイギリスは見つからなくて、本気でどうしようかと悩んだ。
そんな時、ふと思い出した。ここはイギリスだったと。お兄さん家じゃなく、イギリスん家だと。
なら、もしかしたら、兄貴達に泣きついているかもしれない。最近は、昔と違って仲良くなってきたって、イギリス本人が言っていたし。スコットはともかく、ウェールズや北アイルなら、イギリスを慰めるなりしてくれそうだし。
でも、もし本当に兄貴達に泣きついていたとしたら、お兄さんの命が危ない。けど、このままイギリスがエイプリルフールを思い出してくれるまで待つ訳にも行かない。
俺は諦めて、イギリス達のシェアハウスに向かった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「なぁ〜んの御用?」
少し古びた扉をノックすると、何処か不機嫌な様子のウェールズが顔を出した。
これは確実にイギリスと俺の間になにかがあったのを知っている。と、言うことは、イギリスがこの家にいる確率も高いということ。
「い、イギリス居ない?」
なるべく腰を低くして聞くと、本当に小さく舌打ちをされた。
相当お怒りなご様子だ。
まぁウェールズは兄弟の中でも群を抜いてイギリスの事が大好きだし、大切に思っているから、無理もない。
「…居るけど」
腕を組みながら、不満げに呟かれた言葉に、俺は安心した。
「じゃぁ会わせてくんない?」
「無理」
いるならいこう!と思ってお願いすると、即答で断られた。
この兄弟、揃いも揃って今日が何の日かを理解していない。いや、ウェールズは例え分かっていたとしても、イギリスを泣かせたとなれば、誰であろうとなんであろうと駄目なのかもしれない。
でも、忘れてる可能性もある訳だから、念の為確認をしておこう。
「ねぇ、今日ってなんの日だと思う?」
「は?今日?今日は…四月一日………ぁ…」
そこでようやく、ウェールズは今日が何の日かを理解したらしい。
顎に手を当てながら「あーーー…」と嘆いている。
「だとしても、いーくん泣かせないでよ」
それでもやはり、愛しの弟を泣かせたのは許せないらしい。
しかし、今日が何の日かを理解すれば、仕方ないと割り切って家にあげてくれた。
◇◇◇◇◇◇◇
家に挙げられてすぐ、俺はイギリスの自室に駆け込んだ。
イギリスは毛布にくるまって、背中を向けながらズビズビと泣いていた。
「坊ちゃん、さっきはごめんね」
背後からそっと近付き声を掛けると、まさか俺が居るなんて思っていなかったイギリスは、驚きながら振り返った。
「っ…なんだよ、俺の事、嫌いなんだろ!なら、来んなよ…」
柄もプライドもなく、ボロボロと泣くイギリスを見て、こんな事態だと言うのに可愛いと思った自分は、中々駄目男な気がした。
「まっさかー、お兄さん、お前の事嫌いなんかじゃないよ」
「嘘つけ、さっき、大嫌いだって…」
「ねぇ坊ちゃん、今日は何月何日?」
回りくどく、俺は今日がエイプリルフールだということを気づかせようとする。
今日が何月何日かをイギリスは泣きながら考えて、ウェールズと似たような反応をした。
そんでもって、色々溜めていた物を一気に解放したかのようにして、ブワッと涙を目自力溜め込んだ。
「俺、ずっと仕事忙しくて、ようやく、お前とゆっくり過ごせると思ったのに、積まんねぇ嘘つくなよぉ…」
「うん、ごめんね。お詫びに、今日は坊ちゃんのワガママに沢山付き合って上げる」
イギリスの白い肌を伝う涙を親指の腹で拭ってやった。
「次やったら、別れるからな…」
「うん。気をつけておくね」
ごめんねの意を込めて、俺は触れるだけのキスをした。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
バレンタイン( 2⁄14 )からこちらを更新しておらずすみませんでした。
NEXT♡ 200
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈