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はい続きだよん
――昼休み。
ざわついていたオフィスが、少しだけ静かになる時間。
💜(……来たな)
時計を見て、深澤は小さく息を吐く。
💛「行く?」
背後からの声に、肩がわずかに揺れる。
💜「びっくりさせんなって」
💛「してないだろ」
💜(してんだよ)
軽口を叩きながらも、二人は並んで歩き出す。
――社外の小さな定食屋。
昼時でそこそこ混んでいるが、なんとか並んで座れる。
💜(なんで普通に二人で来てんだよ)
💛(なんでこんな緊張してんだよ)
注文を済ませて、少しの沈黙。
いつもなら気にならない“間”が、やけに長い。
💜「……珍しいね」
💛「何が」
💜「こうやって二人で飯」
💛「いつも二人でラーメン行ってんじゃん」
💜「あっそっか(わら」
少しだけ視線を逸らしながら言う。
💛「……嫌だった?」
💜「は?」
即答。
💜「なわけ無いじゃん」
💛(よかった)(顔に出ちゃってる☆)
その一言で、ほんの少し肩の力が抜ける。
💜(今の間なに)
💜(安心した顔すんなよ)
料理が運ばれてくる。
一旦会話が途切れるが――
💛「昨日さ」
💜「っ」
箸が止まる。
💛「なんか元気なかったよな」
💜「……は?」
予想外の方向から刺される。
💜「普通だって」
💛「いや、なんか違った」
💜(見てんじゃん)
💛「なんかあった?」
まっすぐな問い。
逃げ場がない。
💜(言うわけねぇだろ)
💜「別に。寝不足なだけ」
💛「ふーん」
完全には納得してない顔。
💛(嘘ではないけど、それだけじゃない)
少しだけ、空気が静まる。
でもその沈黙は――
昨日までの気まずさとは違う。
💛「じゃあさ」
💜「なに」
💛「今日、仕事終わりも一緒に帰る?」
💜「は!?」
完全に不意打ち。
💜「なんで昼来て夜もなんだよ」
💛「……ダメ?」
ほんの少しだけ、声が落ちる。
💜(それずるい)
💜「いや別にダメじゃないけど」
💛「じゃあ決まりな」
即決。
💜(強引かよ)
でも――
💜(……嫌じゃない)
むしろ。
💜(なんで楽しみにしてんだよ俺)
一方で岩本も。
💛(なんでこんな誘ってんだ俺)
理由は分かってない。
でも、離したくない感覚だけははっきりしている。
――同じ頃。
🧡「あーもう無理や」
向井は机に突っ伏す。
💚「どうしたの」
🧡「あの二人」
💚「うん」
🧡「今日昼一緒に出てった」
💚「うん」
🧡「で、さっき照兄“夜も”って言ってた」
💚「……うん」
一拍。
💚てかさ前言ってた好きな人教えてよ俺も教えるから
🧡えっ、あぁーえっとーー照兄
・・・
🧡なんか言ってやww阿部ちゃんは?
💚ごめんごめん
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💚えっあっ俺は⋯ふっか
🧡えっそれホンマ!?じゃあ俺ら二人で頑張ろうや!
🧡あの二人が楽しそうにしてるのはいいねけど流石に嫉妬するわでも⋯
💚分かる、二人を離したら可哀想っていうかなんていうか⋯
🧡やんな⋯あっもう終わりやん!!
――そして。
昼休みが終わり、仕事に戻る二人。
でも。
💜(夜も、か)
💛(夜も、だな)
同じ言葉が、違う場所で浮かんでいる。
そしてその意味も――
少しずつ、重くなっていく。
――まだ誰も言葉にしていない。
でも。
“ただの帰り道”は、もう完全に変わっていた。
はい見てくれてありがとん☆
次最終話ー ばいびー