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疲れ

3 - 兄ちゃん

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2025年04月24日

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お風呂から上がったSHOOTは、

MORRIEの部屋のベッドにダイブ。

疲れていたせいか、

5分もしないうちに眠ってしまう。


MORRIEは寝顔を見ながら、

そっと毛布をかけてやる。

そして、ふっと笑う。


「……まったく、どんだけ無理してんだよ」


SHOOTの髪をくしゃっと撫でて、

小さく呟く。


「でも、こんなに可愛い弟、他にいねーわ」


もちろん、SHOOTは寝ているから

聞こえていない。

でも、もし聞いていたら確実に怒るだろうな、

とMORRIEは思いながら、くすっと笑った。


翌朝、SHOOTが目を覚ますと、

テーブルにはMORRIE特製の朝ごはんが。

そして、その横にはメモが置かれていた。


「今日は無理すんな。

しんどくなったら、すぐ兄ちゃんに言え」


それを見たSHOOTは、思わず小さく笑う。


「……ほんと、甘すぎるんだよな」


でも、そのおかげで、

今日は少しだけ肩の力を抜いてもいいかな、

と思えた。


SHOOTはトーストをかじりながら、

ふと窓の外を見る。

柔らかな朝日がカーテン越しに差し込んでて、

なんだか世界が少し優しく見えた。


「……ありがとな、兄ちゃん」


誰もいない部屋に向かって、ぽつりと呟く。


いつもは照れくさくて言えない言葉。

でも、今朝だけは、ちゃんと届けたくなった。


MORRIEが帰ってくる頃には、

SHOOTはきっといつも通りの

ぶっきらぼうな弟に戻ってる。

でも今だけは、

心の奥にぽっと灯った温もりを、

大事に抱えたまま出かけていった。

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