この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
「どういうことだ?」
仮定してからも混乱する。
彼らが知らない場所、でも本当は「栗橋ならば知っている場所」がスタート地点だとしたら。
「俺? 俺が共通点で、俺の」
昨晩、佐伯が目を覚ましたのはどこだったのだろう。
「N県佐久原。遊歩道とゴミ箱」
記憶をたどると、一つだけ思い当たるところがあった。
「佐久原県立公園? 県立公園がスタート地点だとしたら……、大学、それに」
部屋が暗くなってきたのを感じ、もう一度スマホを手に取った。
ホームボタンを押し時間を確認して、ふと指がとまる。
画面の右下には小さなカメラのマークがついている。
「もしかして」
思わず指が震える。
写真のフォルダ***********
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