この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
もう、迷わない。
僕はそう決めて身体を反転させた。
硬い床にうつぶせたまま、ポケットからスマホを出して時間を確認する。
そろそろ一時になろうというところだった。
(場所にもよるけど……うまくやれば何とか帰れるかな)
ゆっくりと音を立てないように動きながら、辺りを確認する。
広々とした空間。
それでも、どことなく空気に重みを感じるのは、おそらくここが室内だからだろう。
辺りは薄暗く、だいぶ高い所にある窓からは申し訳程度に外の雰囲気がにじみ出ていた。
室内よりは外の方が明るい。
それでも遠くの壁には見知った緑色のライトが見えた。
他に光源は無い。だとすればあのライトの近くだけを確認すれば、この空間は安全ということだ。
僕は音を立て******
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