紅花視点
「ねぇ、ゆりちゃん?もう大丈夫なの?」
「うん。大丈夫。ありがとう紅花。」
最初、桜が泣かせたのかと思った。でも話を聞くとゆりが過去を思い出してしまったらしい。
「…風呂沸いた。行ってこい。…紅花、ゆり。」
「は〜い!」
「ねえ、紅花。紅花は私のことどう思う?」
風呂入って、身体洗って湯船に浸かったら突然聞かれた。
「え〜と?どーゆう?」
「たとえば変とかバカとか」
「ゆりちゃんは可愛くて優しくて綺麗な子!みんな大好きな女の子!って感じ」
「…ふふ!そっか!ありがとう(^O^)」
なんか、嬉しそう。笑顔になってくれてよかった。
「ねぇ、紅花?大樹とはどうなの?」
「いや///片想いで…」
椿視点
紅花たちが上がってきた。
私もそろそろお風呂入ろうかなぁ。
そうだ!桜誘お!最近あんま話してないし。
思い立ったら即行動!と思って桜を呼びに行ったんだけど…
「いないじゃん!」
え?なんで何?2階にもいない訳?
ガサッ
「んぇ?屋根裏?」
桜、何やってんだ?
***
「桜〜?風呂〜!」
っと、にしても暗いなぁ。いい加減電気設備つけようよ。
「さく…」
『ギャァァ』
「…はぁ?!?(・_・;?何コレ?」
ウサギ…か?え?何?ドッキリか何か?
「椿逃げろ!」
桜…?
「“除霊”…兎の悪霊か。去年亡くなったのか。…交通事故…ごめんね、人間のせいで。」
「さく…ら?」
「椿!大丈夫か?」
この日、私は親友の秘密を知った。
知ってはならない…“禁断”を。
桜視点
見られた。確実に。
確かに仕方ないタイミングだった。
でも、“これ”を知られたら…僕はここにいれない。
…はぁ。絶対流に怒られるなぁ、コレ。ブチ切れ案件だ。
プルルル
「…電話」
タイミング最悪。しかも、一番今会いたくない奴だ。
「…はい。彩葉です。」
『桜!悪い、見られた!』
「奇遇だね、僕もだよ、今からそっち行っていい?」
『“里”で落ち合おう』
「りょーかい」
はーい、主です。
ファンタジーパート、遂に始まったよ。こっから意味わかんないことなるわw
ちゃんと恋愛も進めるんで、そこんとこよろ〜
桜の秘密がどんどん明らかなります。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!