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shk「ふぅ…」
やっと山に到着したよ。
疲れたな。
ゲームばっかで全然体力なかった俺には過度な運動だったな。
shk「あとどんくらいッ?」
「あとちょっと歩けば着くよ」
あとちょっと…か
てかこいつら体力ありすぎな?
なんで少しも息切れしてねえんだよ
野生だからか。
頭の中で自問自答する。
疲れきって重い両足を前に交互に動かしながら。
────────────────
「着いたよ!」
shk「ハァッ…」
疲れた…
まじ疲れたよ
こんなんだったら来るんじゃなかった
………なんでもネガティブに考えてしまうからこんな思いになる。ポジティブに!
着いて良かったぁ!
途中モンスターに襲われなくて良かったぁ!
今から自分の能力を知れる!うれしい!
と、まあ、しょうもないことを考えながら目線を上げる
shk「……!!!」
立派な和風の家だ。
いや、小屋か。
その中から人影が見える。
「────!」
ズキッ
shk「うッッ…」
動物達がその人の名前を言ったタイミングで頭痛がした。
聞き取れなかったな。
親近感のある名前のような気がしたけど…
その人は俺達に近づいてきた。
ザ・和風な着物をきた黄色い髪の男性だ。
???「あ、君達~」
???「元気にしてた~?」
「うん!」
「元気だったよ!」
???「あぁ、それならよかった。」
???「で、話が変わるんだけど、」
???「その人間は誰?」
ゾワッ
寒気が…
その人は動物達と話す時とは変わり、別人のように鋭く殺気のある目付きでこちらを見る
「あ、その人はね~」
動物達が俺との関係を説明している。
そういえば動物達が言ってた親って人だったんだな。
デカい狼とか熊とか狐とか想像してたわ。
いや~怖かったな~あの目付き。
今は動物達の方を優しい目で見てるけど。
…人間関係でなにかあったのかな?
「───だったんだよ~!」
???「へぇ。」
動物達の説明が終わったようだ。
???「やぁ、君」
shk「ッ!こ、こんにちは」
???「こんにちは。」
???「名前を教えて貰おうか。」
shk「シャークんと言います」
???「シャークんかぁ」
???「フフッ 面白い名前だね。」
笑った…!
もうあの殺気はない。
優しそうな瞳で笑い掛けてくるだけ。
良かった…
………名前で笑われたのだけは癪に障るけど。
あ…こいつの名前聞いてないな…
聞いてみよう
shk「あのッ」
???「なんだい?」
shk「名前…教えて欲しいです」
???「…ん~、」
???「森林の旅人…とでも言っておこうか」
旅人…?
旅してないじゃん
こいつも面白い名前だな
shk「…面白い名前ですね。」
森林の旅人「失礼だよ?」
shk「すみません」
お前も言ったよな?同じこと。
こいつ怖いから口答えできねぇんだよな
森林の旅人「で、何?能力が知りたいんだっけ?」
shk「はい」
森林の旅人「分かった。じゃあ着いて来て。」