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莉犬「俺の弟だもん…グスッ」
ななもりん「え?」
鈴「え、じゃあ莉犬くんはりけんくんとブス子さんが兄妹ってこと?」
莉犬「うん。でもブス子は覚えてない」
ななもり「え、なんで?」
莉犬「ブス子は車にはねられて記憶性害なんだ」
ななもり「なるほどね…莉犬くんのことも?」
莉犬「うん。俺は孤児院に、ブス子は離婚した母に引き取られた」
鈴「今、りけんくんは?!どこにいるの?!」
莉犬「ポロポロ((黙って空を見上げる」
鈴「…っ!」
莉犬「ブス子がはねられそうになった時に庇ったんだ」
ななもり「そっか…色々あったんだね…」
莉犬「…それで?りけんは何を言ったの?ポロポロ」
鈴「えっとね…」
りけん「守らなきゃいけない。お兄ちゃんは小柄で虐待も虐めも受けてる」
りけん「お姉ちゃんだって忙しそうだしね…。」
りけん「でも、もう無理だよ…」
りけん「これ以上自分を変えれない…偽れない。」
りけん「だけど死ねない」
りけん「もうわかんないよ」
鈴「…りけんくんはどうしたいの?」
鈴「自分と兄姉、どっちが大事?」
りけん「…死にたい。すべて投げ出したい」
りけん「でも、お兄ちゃんもお姉さんも大好きなんだ」
りけん「おいていけない」
鈴「じゃあさ、一緒に守ろうよ」
りけん「え?」
鈴「一緒に生きよう?」
りけん「いいの…?」
鈴「りけんくんの自分より兄弟を大切にしたい気持ちも、俺の生きる理由も、守られるでしょ?」
りけん「!」
りけん「そうだね…」
鈴「それでいい?」
りけん「うん…!ありがとう」
鈴「明日の夕方、ここ来れる?」
鈴「俺、スマホ持ってないんだよね」
りけん「うん」
鈴「じゃぁ、もう暗いし帰るね」
りけん「分かった」
りけん「また明日」
鈴「うん!ニコッ」
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短くてごめんなさい
っていうか更新半年ぶりで草
すいませんでした