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__14 沼。
宮舘side
1時間ごとに、交代して看病することになった。
宮「食べれる、?」
美「ん……たべ、れるっ、」
宮「…あーん、しちゃおっか、?笑」
美「んー、おねがぁ、い」
ねつでぽわぽわしてるのか、全部ひらがなに聞こえる。
やっば、かわい……
理性、飛ぶかも……
宮「ん、あーん、」
いつぶりだろう、いや、したことないかも。
俺が下手なのか、美羽が下手なのか。
美羽の口の周りにご飯粒がついてる。
宮「ふふっ、笑 …ついてるよっ、((米取食」
それを小指ですくうと、口の中に入れた。
もちろん、俺の口。笑
宮「おー、味付けできててよかった。笑」
なんて言いながら話してたら。
宮「それで、康二がね。」
宮「……美羽……寝ちゃった、?」
俺の話をちゃんと聴いてくれるから、珍しく話しすぎちゃった。
時計を見ると、もう交代の時間。
宮「……んふっ、笑 …かわい、」
それだけ残すと、ドアの前で待機していたふっかに代わった。
深「うぇーい、わら」
宮「理性、吹っ飛ばないようにね。」
深「どーでしょ。わら」
心配になる、怪しい笑みを浮かべて、入っていった。
まぁ、ふっかの次は阿部ちゃんだから。
いい、か。
深澤side
深「……無理、なんだけど……」
舘さんに、理性抑えろとか言われたけど。
無理に決まってんでしょ、笑
……いよ、ね?
一回、だけ…
ちゅっ、
美「んっ、……」
深「あはっ、笑 …かあいい声だけ出して、また寝るんだ?」
深「んは……、無責任。俺に、拒否権与えろよ…」
ちゅっ、…
どんなに、もうダメだと思っても。
俺はアイドル、相手は高校生だ、って思っても。
もう、歯止めがきかない。
怖いくらい、とまんない。
深「んはっ、ん…っ、あ、、」
キスが上手な俺でさえ、苦しくなってきた時。
ガチャッ、
阿「……ふ…、…ふっか、交代」
深「ん、笑 ……あべちゃん、手出さないでね?」
阿「どの口が言ってんだか。笑」
深「わら、秘密にしといてね❓」
阿「ん、笑」
阿部side
……なんか、ものすごく気分が悪い。
ふっかが、美羽に、きす、してて……
美羽のこの唇に、ふっかのがついてる、と思うと、
……上書き、したくなる。
だめっ、相手は、高校生、
なんて考えてたら、ちょっとムカついてくる。
ふっかは、そんなこと考えずに……
自分の中で何かが切れる音がする。
さっきまでのドラマの撮影で着ていたスーツのボタンを一個外し、美羽に向き直る。
ゆっくり、唇を重ねる。
押し付けるような、一方的なキス。
でも貪欲に、ただ、捨てられるのが怖くて、俺だって印をつけるみたいに。
ひたすら甘く、なぞっていた。
ラウールside
あべちゃんは時間が終わると、何事もなかったかのように出てきた。
だけど、俺は知っている。
あべちゃんとふっかさんが、美羽にキスしてたこと。
あべちゃんのスーツのボタンが、一個外れてること。
笑、みんな大人げないなぁ、
俺なら絶対手出さないのに、
なんて思いながら、戦場に足を踏み入れるみたいに部屋に入った。
ラ「美羽〜、あ、寝てる?」
今ので、レベルアップ。
起きてたら理性保てるけど、寝てるなら、いいか、ってなっちゃう。
ラ「……美羽〜、?」
美「ん……」
今のでレベルアップ。
なに?寝言?かわいすぎでしょ、
…触る、だけなら……
そう思って、指で、そっと、唇に触れる。
それを自分の口に近づけて、間接キス……
なんてしようと思ったが、やめた。
だって、これはあべちゃんのだから。
もう一回唇に触れる。
これはふっかさんの。
そして、もう一回。
……これが、美羽の。。
そんなこと考えてる自分が、たまらなく気持ち悪い。
それを、無意識に自分の唇に当てて、ドキドキしている、心臓が気持ち悪い。
なんだ、なんだ、これ…
そっと、美羽に視線を下ろすと、おしまい。
俺は、美羽の、俺が触りすぎて乾いてしまった唇に、
また水分を戻すように、
柔く、優しく、ゆっくりと、深く、
口付けをした__
目黒side
目「んはっ、笑 ラウール、可愛いことすんじゃん、」
ラウールが、ゆっくり、ゆっくり口付けを交わし、
そのあと恥ずかしそうに、顔を赤らめている。
可愛いなぁ、笑
やっぱ、“お子ちゃま”だね、笑
俺が本当のオトナ、見せないと。
そうすると、ドアが開いた。
ラ「目黒くん、交代…‼️」
目「んー、笑」
目「あっは、笑 ……ちゅっ、ん、ちゅっ、あはっ、w ちゅっ、」
わざと音を立てて、口付けをしていく。
その度に、ちょっと苦しそうな顔をする美羽が、可愛くてたまんない。
あぁ、沼る、ってこれか。
沼っていく、っていう、感覚があった。
なんか、弁がついてるみたいに、入れるけど出れないんだ。
夢中になっていると、ゆっくりドアが開いた。
岩「目黒、明日のことだけど…… あ、笑」
目「岩本くん、……秘密、ね?笑」
岩「ん、せっかくなら、共犯になろうかな、笑」
岩本くんと2人ですると流石に可哀想なので、譲ることにした。
いつか、またするもん。笑
渡辺side
岩「ん、翔太。」
やっと来た、俺の番。
康二は仕事でタイにいるから、俺が最後。
美羽の唇がてかついてんのを見て、いろいろ察する。
多分、ふっかはしただろう。あと、目黒?照かなぁ、
んじゃ、俺もいいよね。
軽く、キスを落とす。
どんどん足りなくなってきて、貪るような、深いキスに。
渡「んはっ、はぁっ、……」
そこで俺は気がついた。
美羽、病人だった……
渡「っ、」
慌てて布団を被せ、冷えピタを変える。
ぬるくなってるから、みんなしてないんだろう。
笑、
本末転倒になるとこだった。
岩本side
目「そういえば、岩本くん。さっきなんて言おうとしてたんですか❓」
岩「ん?明日、アルバムの、撮影あるよ、って。」
目「あぁ、笑 ……OKです、笑」
そして、いつも通り起きた朝。
岩「頭いてぇ……」
美「ちょっと待ってね、?ふっか、もう離して……」
深「やぁだ。わら 寒いもん、あっためて?」
宮「っ、美羽ぁ、」
みんな甘えん坊モード。
佐久間は感染力が強いのか、キスでもしたのか、
よくわかんないけど阿部も、翔太も、ラウールも、だてさんも風邪引いてる。
俺と目黒と、ふっかはまぁ、わかるけどね。笑
アルバムの撮影は、ちょっと先延ばしになった。
こっそりキスしたことを知らない美羽は、
美「なんでみんな、一気になったんだろう…?」
なんて言ってたから、みんなで苦笑いした。笑
渡「んなぁ、どっかいくなぁ、、俺のとこいろぉ、?」
深「おれのとこにもきてよぉ、んねぇ、」
佐「俺のもぉ、」
ラ「美羽ちゃぁん、きてぇ、?」
目「んー、美羽ぁ、〜?」
美羽も大変だなぁ、笑
岩「……美羽ぁ、? ……きてぇ、、」
俺も、平静は装えない。
なんか、ぽわぽわするなぁ、
美羽ちゃんに、なんか、だき、つきたい……
でも、移しちゃうし……
なんか、頭がポワポワして、よく考えられない。
よくわかんないけど、眠い……
次目を覚ましたときには、もう次の日だった。
コメント
13件
最高すぎるって...!(灬/ω\灬) (ミウチャンニシットシテルシブンガイルw)
最高。書き方うますぎ 続き楽しみ!!