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20XX年2月26日に発生した東京大虐殺は、東京ジェノサイドと呼ばれた。瞬時に人間の肉体のみが消滅する事象に、世界の人々は困惑し、当時は自然現象説を唱える学者も多く、臨時政府もその論調に追随した。
発生数時間前より、東京上空に発光現象が見受けられ、コバルトブルーの光の壁は「死のカーテン」と名付けられた。
尚、東京都島嶼部において、ジェノサイドは確認されていない。
これは、攻撃対象から外されていた事を意味している。
臨時政府は神奈川県に置かれた。
神奈川県庁・横浜市
東扇島 基幹的広域防災拠点・川崎市
内閣総理大臣臨時代理は槇村幸四郎であるが、国会議員や政府関係者の多くも犠牲となった。
その為、臨時内閣は与野党を問わず、人選は槇村に一任された。
天皇皇后両陛下は、外遊中であり無事が確認されている。
東京ジェノサイド被害状況
東京都
消滅者・12.365.922人
安否不明者・77.812人
訪日外国人安否不明者・31.901人
内閣総理大臣臨時代理・槇村幸四郎は国民へのメッセージを以下の様に述べ、これは、槇村談話として全世界に発信された。