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こんにちは!
さんちゃんです。
そろそろバレンタインですね!
渡す人、渡してくれる人はいますか?
私はいません。
毎年のようにクラスからカップルが生まれるので、今年も…。
とても泣きそうです。
そして、今日、時間が起きました。
私の部屋のBLボックスが、空いていました。
…開けた記憶はないのですが…。
親に聞くことも怖くてできません。
頭に浮かぶのは、「死!!」という言葉だけです。
どうしよう、私のBLたちが…!
そんなことは置いておいて、今回のお話から、「最終回詐欺」が始まる予定です。
広い心で見ていってください。
では、どうぞ!
朝起きると、横には誰もいなかった。
キッチンから音がする。
キッチンへ向かって、明楽に「おはよう」という。
でも、返事がない。
ただ静かに朝ごはんを作っているだけだった。
「明楽…?」
明楽の肩をそっと叩く。
すると、一拍置いて、明楽が動いた。
「…あ、おはよう!」
そう言った明楽の動きは少しぎこちなかった。
…少し不思議だったけど、明楽の態度はいつも通りだったから、気にしない。
朝ごはんは俺の大好きなつけ麺だった。
「俺もつけ麺好きだし!」と明楽は朝から張り切っていたという。
「嬉しい。ありがとう」
俺はそう言ってつけ麺を食べ始めた。
「ねぇ、今俺と一緒にいれて、幸せ?」
明楽は急に真剣な顔になる。
つけ麺の皿を机に置いて、俺と目を合わせた。
なぜか不安な気持ちに襲われる。
「もちろんっ。な、なんでそんなこと聞くんだ…?」
とっさに伸ばした俺の手が明楽の肩に触れる。
「いやっ」
明楽は怯えた声を出して後ろへ下がった。
「え…?」
明楽は「ご、ごめんっ」と言いながら後ろへ下がり続ける。
「琉輝っ、ごめん…なんか、俺、変な感じする」
震える声で明楽は呟いた。
「ど、どうしちゃったんだよ…」
俺は、明楽に近づくことすらできず立ち尽くしていた。
「嫌だよ…、ど、どうしよう…、助けてっ」
明楽の瞳が恐怖の色に染まる。
「なんか、体がどんどん崩れてく感じがするの。どうしよう。琉輝っ…」
明楽は俺に手を伸ばす。
俺は明楽に駆け寄った。
「大丈夫かっ?」
必死に明楽に呼びかける。
震える手で明楽の頭を撫でた。
定期点検の誘いを断ったから?
偽物の明楽で良いからって、ロボットを買ったから?
ねぇ、神様。
なぜ、どうして、俺の大切な人をまた奪おうとするんですか?
背中を冷たい汗が伝う。
「ねぇ、もう一度聞いていい?」
明楽の声は震えていた。
「な、なに?」
「明楽さんの偽物の、俺なんかと、一緒にいられて、楽しかった…?」
今にも消えそうな瞳の光。
明楽は俺に頑張って話してくれていた。
「…そりゃあ、楽しかったに決まってるじゃんか…」
俺の言葉に明楽は嬉しそうに頷いた。
「琉輝、大好きだよ。」
明楽の瞳から光が消える。
俺の腕の中、明楽は動かなくなった。
明楽の体を、ミシミシと音が鳴るまで抱きしめた。
ーー「…俺は、愛してたよ…。」