テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「あのさ、3回目に裏切り者がいるかも」
「なんで?」
「根拠は?」
「3回目は◯と×が2票ずつだったでしょ?」
「そうだね」
「あ〜」
「だから、この中にいるのかなって」
「確かに」
「そうかもね」
「じゃあ、一回目の人に裏切り者がいるかも?」
「ねえ、なんで、×が2票なんだろうね?」
「あ〜」
「1票はおいといて、もう1票はなんでだろう?」
「ねえ、誰か、いれたやつ名乗り出ろ」
といって、藤原くんは加瀬さん、玲奈、美優を睨んだ
「私は◯を押したし」
「私も」
「…」
「加瀬、全然話さないな」
「別に」
「そうか、じゃあ、加瀬を釣ろうぜ」
「ねえ、ちょっと、それで決めるのは」
「加瀬って陰キャだから、クラスメイトに恨みがあるだろ」
「陰キャって」
ピーンポーンパーンポーン
「話し合いの時間が終わりました。投票してください」
ピーンポーンパーンポーン
「みんな、加瀬な」
「OK」
「ちょっと…」
5分後
「結果は藤原昂輝くんに3票、木村玲奈さんに3票、加瀬陸くんに1票なので藤原昂輝くんと木村玲奈さんが脱落です」
そして、真っ暗になり藤原くんと玲奈が脱落した。
「それでは、次の投票で裏切り者を見つけてください」
「見つけられなかったから?」
「それは、秘密です。では、話し合いの時間です。」
ピーンポーンパーンポーン
「あのさ、私、わかんない」
「え?」
「思いつかない」
「嘘」
「私もわかんない、誰が裏切り者なのか」
「・・・」
しばらく沈黙になった