☃️💜 続き
☃️💜)なに…治らないって、どゆこと…
○○)…だから、そういうこと。
☃️💜)○○…死んじゃうの…?
○○)うん。あと、1ヶ月半くらいかな…
☃️💜)…なんだよそれ……なんで、なんで○○が…っ、!そんなの…
何故かその言葉に、救われたような気がした。
もう、意味ないのに笑
○○)…ごめん。つらい思いすると思ったから、早く辰哉には私から離れてほしかった。
☃️💜)やだ…○○…俺、○○が好きなんだよ…
○○)どうも…私も、好きだったよ。
☃️💜)つらく当たってごめん…俺やっぱ、○○が大好きで…○○がいなきゃ、ダメなんだよ…
○○)…その言葉、もっと早く聞きたかったな。
☃️💜)ごめん、やだ、死なないで○○…
泣きながら、彼は私を抱きしめる…私だって、逃げられるものなら逃げたいよ…
○○)…ごめんね辰哉…
○○)……別れよう
☃️💜)〜〜〜っ、!!ポロポロ
〜
☃️💜side
○○に別れを告げられてから、1ヶ月。
○○が死ぬまで、あと半月。
☃️💜)……
☃️💙)おい、ふっか大丈夫か?
俺は、何をするにしても上の空だ。全てが色褪せたような、そんな感じがした。
☃️💜)ごめん…俺、帰るわ。
☃️💙)お、おう…?気をつけろよ。
最後に、○○に会いたかった。
☃️💜)○○…
○○)え…?なんで、っ辰哉…?
☃️💜)…来ちゃった笑
○○)…っ
愛しい彼女は、澄んだ瞳から綺麗な涙を流した。
彼女は、ベッドのシーツよりも白い肌をしていた。触れたらすぐに消えてしまいそうな、儚い雪のようだった。
☃️💜)○○
○○)…ん、?
☃️💜)最後に、もう1回だけ、抱きしめてもいい…?
○○)うん…
ギュッ
☃️💜)大好き、大好きだよ○○…
○○)…弱く生まれちゃってごめん…
☃️💜)謝らないで○○…
○○)次、もしいつかまたどこかで会えたら、もう1回一緒に居てくれる…?
☃️💜)勿論だよ。絶対に、もう離れない…
俺たちは、最後のキスをした。
それがお互いがお互いを見た最後だった。
〜
しめやかに行われている葬式には、すすり泣く声が所々で聞こえる。
まだ若いのに…と、葬儀屋の人も心を傷めていた。
△△)……辰哉さん
☃️💜)…1人にしてくれ。
△△)…でもっ、
☃️💜)いいからっ!!もう…君の顔は見たくないんだ…
△△)……私、○○さんから、頼まれていたんです。
☃️💜)……!どういうこと…
△△)…自分の余命を知った○○さんは、貴方に嫌われるために、私に頼んできました。
△△)どうか、辰哉さんをよろしくねって…
△△)だから、私には、最期まで辰哉さんの傍にいなきゃいけない。それが、○○さんから任された、○○さんからの最後の仕事です。
俺は、泣いていた。ずっと、俺の事を考えてくれていた○○に対して、俺の今までの行動に腹が立って、後悔しかなくて仕方なかった。
△△)…○○さんからの、最後の仕事を全うするのが、私の使命です…
☃️💜)…っ、うん…
△△)辰哉さんは、生きなきゃいけません。○○さんの分まで、絶対に生きなきゃならないんです…私は、その手助けをする…だから、辰哉さん…
△△)私と、結婚しましょう……
☃️💜)うん…っ、ポロポロ
〜
あれから俺は、△△と結婚して2児の父となった。
でも、○○を忘れたことは1日もなかった。
辰紀)パパ〜!
辰巳)おとーさーん!!
☃️💜)2人とも、勢いよく走ったら転けるよ〜?笑
○○…俺ちゃんと生きるよ。
またいつか、向こうで会えたら
その時は、また
俺の彼女になってよ
終わり
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友情出演:☃️💙