テラーノベル
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「いやはや、聖痕ができた少女は無事でしたね。軽い腐食バクテリアによるための痙攣だけでした。ですが、一体何のために……少女を襲うのでしょう? 男性? アンデッド? ……これは殺人でしょうね。そうです、殺そうとしている。と、考えられますね」
「新聞では、行方不明者はまだでていないようだ。それにしてもオーゼム?」
「ええ、そうです。ヘレンさんがあなたを心配していましたよ。なので、ひどく疲れていた私を急き立てるために、賭けをしたんですよ。モート君が全てのアンデッドを葬り去るのが早いか、それとも私の助けが間に合う方が早いかと……いやはや、ラッキーですね。賭けは勝ちなのは薄々気が付いていましたよ。かなり急いで来ましたからね……疲れましたが……これで二つの賭けは私の勝ちになりました。大挙ですよ」
モートは少し笑った。
「ああ……ありがとう…………」
新聞売りの子供たちの新聞は飛ぶように売れていた。
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