体育祭、学園祭が終わり…私達は待ちに待った夏休みを満喫中!なのだが…
今、私は空と蛍を連れて剣道部の
大会に来ていた
何故か?それは空と蛍の友人、万葉先輩、
綾人先輩、綾香が剣道部に所属しており
本日はその大会の日
私しかまともにお昼ご飯を作れないので事前に作ってこちらに来たのだ
そして…来て早々私は少し…いや、だい ぶ肝を
冷やしている
何故か…それは…先輩達(綾人と万葉)が激怖
と、言うこと…
いや、圧が…オーラがあるのだ
とても簡単に言おう…蛇では飽き足らない…
もう、正しく【龍】に睨まれた蛙…いや、 小石だろう…つまり…呼吸すらも出来ない抵抗も皆無に等しい!
柊夜)あ、また逃げた…不戦勝誇り過ぎじゃね?
蛍)見て、あっちはチームが土下座して降参
してるよ
空)見ろよ、あっちはチームじゃねぇけど対戦相手が土下座してるぜ
3人)……可哀想だなぁ
他人行儀ですが私達3人、対戦相手のチーム含め…全員怖がってます
もうね、邪悪
もう、魔王ですか?って気になるレベルで
オーラが…雰囲気が怖いのよ
怖いのよ!(n回目)
試合が終わり
柊夜)お疲れ様!綾香!お2人もお疲れ様です、飲み物ですよ
万葉)疲れたでござる…
3人にタオルと水筒を渡し作ってきた
サンドイッチとおかずを渡す
3人は目を輝かせながらご飯を食べ始める
3人)〜〜〜✨
3人は目を輝かせご飯を黙々と食べ進める
柊夜)お〜、ご好評だ〜
万葉)お、美味しいでござる…✨
柊夜)本家の叔母さんとお母さんと一緒に
作ってもらったんです、我が家の味ですよ
綾人)これが…いつも彼が食べている味…
柊夜)彼?あぁ、アルにぃのことか
綾人)確か本家の人間なのだろう?
柊夜)です、まぁでも…叔母の再婚相手の
連れ子なんすけどね
綾人)おっと?
綾香)おや、そうなのですか?
簡潔に説明しよう
叔母-前夫(死去)(再婚前)
⬇(再婚後)
現夫-義息子
と、なっている
そして、そのまま本家…つまり、叔母(妻)の家に住んでいると、言うことだ
つまりは全く血の繋がってない…
言ってしまえば、赤の他人見たいな感じだ
万葉)ふむ…少し複雑な関係でござるね
柊夜)最初教えられた時はびっくりしたけど…まぁ、頭良いから困った事あったら本家に
行って教えて貰うってのがほぼ日常になってるんだけど…デリカシーが無いからウザイ!
空)はっきりいったぞ…
蛍)アルハイゼン先輩今泣いてるでしょ
数日後
柊夜)ただいま〜
バイトが終わり家に戻る
カバンをおいでリビングに入ると…
アルレッキーノ)おかえり、柊夜
柊夜)ただいま、母さん
お母さんと…血の繋がりのない兄妹
リネ)おかえり!柊夜
リネは私より2歳年上
リネットは私と同い年、まぁ血の繋がりのない双子の妹って感じかな
柊夜)リネットは?
リネ)部屋で新しい技を覚えるんだって
柊夜)へぇ…て事は新しいマジックやるの?
リネとリネットはマジックが好きで時たま公演を開いたりする
リネは「ただのマジックじゃつまらないから化学も専攻する!それでマジックをもっと面白くする!」と言ってマジック×化学を披露する
リネットは体の柔らかさでパフォーマンスを
披露しながらこっそりとマジックのタネを
仕込んだり補助をしたり…
2人とも器用で我ながら誇らしいである!
それで、私の母…アルレッキーノはバツイチでここまで育ててくれた人
凄腕のキャリアウーマンで全国を飛び回ることが多々ある
そういう時は鍛えられた家事力と
リネとリネットの力を借りてやりくりする
柊夜)今日帰って来れたんだね、おかえり
お母さん
アルレッキーノ)あぁ、ちょっと仕事が早く
終わってな、2週間早く帰って来れたんだ
柊夜)良かった〜、私お母さんの
カレー食べたい!
アルレッキーノ)手伝ってくれるか?
柊夜)もちろんよ!任せなさいな!
リネ)あ、ずるい!僕も!
リネット)手伝う…←聞きつけてすぐ来た
アルレッキーノ)あぁ、全員で作ろう
お母さんは笑いながら私達に役割を…
リネ)( ⩌`⤚⩌)ムスッ←買い出し係
アルレッキーノ)す、済まない…チョコと
りんごが少し足りなかったのだ…
リネ)怒れないじゃん!
リネット)バイバーイ
柊夜)あらら…リネ、私も行こうか?
リネ)!!良いのかい!?
アルレッキーノ)良いのか?そうなるとリネットと二人で作ることになるが…
柊夜)うん!大丈夫!
柊夜)また今度お母さんと一緒に作ればいいんだから
アルレッキーノ)お前は手伝いが好きだからな笑頼んだぞ
柊夜)はぁーい、リネ!行こ!
リネの手を引っ張って買い出しの準備に向かう
リネット)…お母さん
アルレッキーノ)言いたいことはわかるが…少し黙っていようか
リネ)い、いいの?本当に…
柊夜)良いんだよ〜、ほら、スーパー着いたよ
リネ)徒歩で行けるからいいよねぇ
柊夜)でしょ?にしても…君たちがこっちに来た時は驚いたわよ…5、6年前かしらね…
柊夜)そうなると…え〜っと、12~13の時か
リネ)そうだね、今年18だからね
柊夜)どう?いい加減慣れたでしょ?
リネ)まだひとつ慣れない事があるよ…
柊夜)何それ〜笑
リネ)君の無防備さだよ笑
柊夜)そう?
なんて話しているといつも使ってるスーパーに着いた
リネ)チョコとリンゴだよね
柊夜)そ、普通のチョコが欲しいって言ってたし…リネはチョコ、私はリンゴ行ってくるわ
リネ)気をつけるんだよ
柊夜)はいはぁ〜い笑
リネに軽く手を振り青果コーナーに向かう
柊夜)え、っと…蜜が沢山あるやつ…
お母さんはよくリンゴを擦り果汁を搾って
カレーの中に入れる
チョコはそのままドボンして溶かすんだけど
そういえば果汁のないカス食べて「不味い」って言った記憶あったな…
パサパサってしてて甘くなくて…やけに口に
残って…懐かしいなぁ笑
柊夜)っと、あったあった
リンゴを手に取りレジに向かう途中でリネと
会った
リネ)あ、あったんだ
柊夜)もちのろんよ、ほら行くよ
こうして買い出しを終わらせ家に戻り…と、
思ったのだが…
リネ)ねぇ柊夜、ちょっと帰るの遅くなってもいいかな?
柊夜)おょ?ど〜した?
リネ)いや、ちょっと寄りたい所が目に入ったから…
柊夜)ん?いいけど…チョコが溶けないうちにね?
リネ)こんな寒いんだ、そう溶けやしないよ
リネは笑って私の手を掴んで近くの
アクセサリーショップへ連れていった
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