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──あなた達はすぐさま来た道を引き返す。引き返していたはず…だった。

1本道だったはずだし、ルートの目印も張ってきたはずだった。

しかし、どういうことだろうか。通ってきたはずの道が、断崖絶壁と切れ落ちている。

目印のロープも、その奈落へと続くかのような崖の底へ落ちていた。

明らかに来た時と山頂の様相が変わっている。山の形が変わったとでも言うのだろうか。

みるみるうちにガスもたちこめ、風が強まり、あっという間に吹雪の様相を呈してきた。

近くから、雷鳴も聞こえ始める。

そして凜々蝶と黒は、『オオオォォンッ』と、呻き声のような音が聞こえる。

風の音だろうか。いや、そうは思えない。

何か生き物…それも、かなり巨大な生き物の声だ。

この山の山頂には、何かがいるのか。

吹雪が強まっていく。

ここから10分経つ事に体力を消耗する。

黒(自分、既に虫の息なんですけど…)

凜々蝶「は、早く帰りましょう!」

直央「2人共、パッと見でなにか見つかるものは?!」

山頂稜線を見ると、標高の低い順に、

【断崖部】 ー 【稜線中腹】 ー 【山頂部】の3ブロックに分かれているようだ。

直央「とりあえず近くから行こうか。」

1番近いのは、断崖部。

登ってきたはずの場所…大黒壁までたどり着けない。

切れ落ちた断崖絶壁は、懸垂下降で降りることも不可能では無さそうだが、何度か途中で支点を取り直さないといけないのと、天候の荒れも関係して非常に難易度が高い。

黒「難しそうですけど、降りれなくはなさそうですね…。」

そして3人は崖の下に、うぞうぞと蠢く不気味な粘液上の生物が、ゾロゾロと山肌の空洞から這い出して来ている姿を目撃してしまう。

凜々蝶「う、うわなんですかあれ!?」

直央「あれがメモにあった、未知の生物なのかな…。」

黒「こ、ここは無理そうですし、次に行きましょう。」

次は稜線中腹。

直央と凜々蝶の二人は、崖の側面に洞がいくつかあるのを発見する。

人が入ることができそうな、ひときわ大きな洞を見つける。

懸垂下降で洞に避難することが可能そうです。

懸垂下降をする場合、特に判定は必要ありません。

直央「あそこの側面、避難できそうなところがあるな…。」

凜々蝶「でもとりあえず、山頂も見ておきたいですね。」

黒「避難しても怪しいですし、山頂に行きましょう。」

山頂まで引き返してきてみても、ガスのせいで視界が悪く、一見何も分からない。

そして急に黒が山頂で遺跡のような何かを発見する。

黒「え、なんかあんなところに遺跡がありますよ?」

凜々蝶「え、どこどこ?」

直央「こんなところに、遺跡?」

黒「ほらそこそこ!」

凜々蝶「あ、本当に遺跡だ…!」

黒「ど、どうします?」

直央「よし、行こう!」

凜々蝶「これは遺跡一択!」

3人は、遺跡に入っていく。

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