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#バトル
#死に戻り
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測定室。
空気が重い。
理由は一つ。
神谷満が測定器を爆破したから。
満は青ざめていた。
「ほ、本当にごめんなさい……」
澪はまだ笑っている。
「いやー面白かった!」
零牙は壊れた水晶を見てため息。
「高いんだぞこれ……」
そんな中。
全員の視線は、
孤月へ集まっていた。
蓮が小さく呟く。
「妹があれなら兄もヤバいだろ」
桜も頷く。
「……間違いなく」
孤月本人だけがやる気ゼロだった。
「……帰っていいか」
「ダメです」
玲奈が即答した。
いつの間にか来ていた。
陽斗もニコニコしている。
「気になるし」
「俺は気にならない」
澪が新しい水晶を運んでくる。
今度は前よりデカい。
「学園長が“特別製使え”って」
満。
「嫌な予感する」
孤月は面倒そうに立ち上がる。
そして、
水晶の前へ。
「軽くでいいからね〜?」
澪が言う。
孤月。
「……ん」
そっと触れた。
瞬間。
ゴォォォォ……
部屋の空気が震えた。
「!?」
魔力が静かに広がる。
満の時みたいな暴走ではない。
だが。
圧が違った。
まるで深海。
静かなのに、
全員が本能で理解する。
“ヤバい”と。
水晶の色が変わる。
紫。
金。
黒。
白。
次々切り替わる。
そして——
空間が歪んだ。
「おい待て」
零牙の顔色が変わる。
孤月の周囲に、
複数の魔法陣が浮かぶ。
炎。
水。
風。
土。
さらに。
闇。
光。
重力。
氷。
そして最後に——
真っ黒な魔法陣。
「無属性……!?」
蓮が目を見開く。
表示が始まる。
《四属性・防御・強化・無・闇・光・重力・回復・飛行・氷・特殊(マジックキャンセル)》
教室が静まり返る。
「……は?」
翔琉が固まる。
桜も言葉を失った。
特殊属性持ち。
しかも。
《マジックキャンセル》
聞いたことがない。
さらに。
水晶の表示が変化。
《魔力量:——》
止まる。
バチバチとノイズ。
そして。
《危険域到達》
「えっ」
満が固まる。
次の瞬間。
ゴォォォォォッ!!!
測定室全体の魔法陣が暴走。
警報が鳴り響く。
『緊急停止、緊急停止』
「またぁぁぁ!?」
碧衣が叫ぶ。
だが。
孤月は小さくため息をついた。
「……うるさい」
パチン。
指を鳴らす。
瞬間。
暴走していた魔法陣が、
全て消えた。
静寂。
「「「…………」」」
満。
「え?」
蓮。
「今……魔法を消した?」
零牙が低く呟く。
「特殊属性……マジックキャンセルか」
孤月は席へ戻ろうとする。
だが。
全員固まっていた。
由香里。
「お、お前何者だよ……」
孤月。
「普通の一年」
「絶対違う!!」
総ツッコミ。
その頃。
測定室の外。
学園長・天城時雨が笑っていた。
「いやー」
「今年ヤバいね」
隣の影狼は腕を組む。
「……だから言っただろ」
時雨がニヤニヤする。
「孤月くん、“まだかなり抑えてる”し」
影狼。
「まあな」
測定室では、
満が孤月へ詰め寄っていた。
「お兄ちゃん!!」
「……なんだ」
「絶対手加減したでしょ!?」
「した」
即答。
「なんで!?」
「面倒だから」
満は頭を抱えた。
その瞬間。
ガラッ!!
勢いよく扉が開く。
「神谷孤月ォォォ!!」
由香里だった。
目が燃えている。
「今すぐ勝負だ!!」
孤月。
「嫌だ」
「逃げるな!!」
総合科の日常は、
今日も騒がしかった——。