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ふとした瞬間を物語に

13 - 誰もいないだけ

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2025年12月07日

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誰もいないだけ

自由少女


誰もいない、真夜中大雨の遊園地。傘に落ちて弾けていく雨粒が、楽器みたいで面白い。水溜まりを避けながら、メリーゴーランドに行こう。

誰もいないのに、くるくる回って光ってる。眩しいくらいに輝いてるから、雫が反射してとっても綺麗。もし恋人がいたら、二人で乗ったりするのかなぁ。家族と来てたら、動画をとってもらいながら、笑ったりするのかなぁ。次は観覧車に行ってみよう。

誰も乗っていないのに、ぐるぐるぐるぐる回ってる。恋人と乗ってみたいな。二人きりになって、告白なんてしちゃったりして、キスとかしたり、景色を眺めたり。いいな、いいな、羨ましいな。次はジェットコースターに行ってみよう。

誰も並んでいないはずなのに、出発の汽笛のような音が聞こえるよ。ゴゴゴゴ…っていいながら出発してる。人の声が聞こえないと、こんなに怖いものなんだ。なんだか幽霊が乗ってるみたいで、見てられないなぁ。次はコーヒーカップを見に行こう。

誰もいないはずなのに、くるくるくるくる回ってる。コーヒーカップなのに、ティーカップが回ってるのはなんでだろう。誰もいないから、変なことに頭がまわっちゃうなぁ。変だな、変だな。出入り口にもどろう。

誰もいないから、こんなに寂しいんだろうな。ひとりぼっちで悲しいな。誰か来て、くれないかな。寂しいな、寂しいな。寒くて寒くて、傘を持ってられないよ。指先が冷たくて凍りそう。鼻の先が赤くなりそう。誰か早く来ないかな。

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