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ちょーむかつく!意味わからん

けれど、私の目からは涙が流れていた。なんで、だろう…。悲しくもないのに…悔しくもないのに…あの子達に言い過ぎたとか…ないし…。したを向きながら、教室に帰る私。

「あい…。」

聞こえたのは男子の声だった誰だろう…顔をゆっくりと上げるとそこには…健翔がいた。

「健翔…。」

健翔は心配そうに、私を見ていた。健翔と仲いい男子は教室で遊んでいたみたいだ。健翔は私の背中をさすってくれた。そして、ニコッと笑顔を私に見せた。好きになるなんて、こんな感じだっけ?まぁ…私が好きなのは…和樹だけど…。

そんなところを見ていたのは…穂香だった。鋭い目つきで私を見つめていた。機嫌の悪そうな顔…そして…手には…こぶしをにぎる…。怒っているのだろう…。私と健翔が一緒にいるから…そして、私の背中をさすっているから…。

「愛ちゃん…。」

声がする…。穂香の声。いつもより…低い声…。声からも伝わってくる…。怒りが溜まっているのが…。

「健翔…ありがとうね。私、給食当番だから、いかないと。またね。」

と私は健翔と穂香に逃げるように白衣を持って教室に戻る。クラスの何人かは私を見ていた。まだ、涙が流れているのだろう…。

自分の席についたとき…私はしゃがんだ。穂香も怒っているし…それが架純に伝われば…怒るだろうし…私…どうしたらいいの?私…何もしてないよ…。

「愛?」

と私を呼ぶ声がする…。すこし、低めの声…男子の声だろう…なんだか…イイ声だ…。

「愛!」

もう一度呼ぶ声…。顔を上げる。和樹だ…。

「給食当番!早くしないとみんな困ってる。」

そういう…怒られちゃったな…。

「ありがとう…。今行く。」

私は急いで白衣に着替えて…食器をワゴンから取りに行く。その時…穂香とすれ違う…。少し…睨まれた。私も睨みつけた。

「愛ちゃん、今日、牛乳当番よ。」

そう同じグループの女の子が教えてくれた。(トイレにいた子と違う子)

「ありがとう…。牛乳終わったら手伝うよ。」

「助かる!よろしくね!」

そして、牛乳が入っている箱を持つ。意外に重いんだよね…。まぁ、持てるけど…。そして、一人ずつ席に置く。その時、穂香の席まで行った。穂香はいなかった。給食を取りに行っているのだろう…。私は普通に牛乳を、置いて行く。そして、全員に配り終わる。その時、廊下で待っていたのは健翔と和樹。

「愛。」

和樹は私の名前を呼ぶ。なんでだろう…。

「和樹と…健翔。どうしたの?」

「様子変だったから…大丈夫なの?」

健翔が私質問をする。私は頷いた。また、穂香に見られたら、きっと嫌われてしまうのだろう…。だけど…今は二人を奪いたい…。誰からも取られたくない…。なんて…思ってしまう…。

「ありがとう…。」

私はお礼を言い、昨日の牛乳パックを取りに行く。

だから、恋をした。

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