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あなたを初めて見た時、胸が高なった。


それは、一目惚れなんて陳腐な言葉では言い表したくない程の衝撃で、胸がドキドキとときめいて仕方がなかった。



「一緒にバンドやりませんか?!」


気付いた時には、そうあなたに声を掛けていた。

どう考えても開口一番がそのセリフは怪しさしかないだろうに、あなたは笑顔で『うん、いいよ〜』と返してくれて、ぼくはその笑顔に更に胸が高なったのを今でも鮮明に覚えている。




初めは柔らかそうな雰囲気のお兄さんと言うイメージだったあなただったけど、そのふわふわした印象からは想像出来ない程、自分に厳しく、努力家で、根気強い姿に心が惹き付けられたのは大分昔の事。

そのイメージ通りに誰よりも優しくて、感受性豊かで、泣き虫なあなたを愛おしいと思ったのも大分昔の事。



「ねえ、また泣いてるの?」


ぼくの作った曲を聞いて泣くあなたに、その曲はあなたを想って作ったものだと教える事が出来る日はきっと来ないだろうけど、もし教えたらあなたはどんな顔をするのだろうかと想像する。


あなたは更に涙するだろうか?

それとも、恥ずかしいと顔を赤くする?

…意外と怒ったりして?

まあ、どんな反応でも愛おしいのだけど。



「うん…だって、これめちゃくちゃいい曲なんだもん。」


そう言って泣きながら笑うあなたに、何年経っても変わることのないこの想いは、今日も人知れずぼくの胸をドキドキとときめかせる。











-fin-

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