「ねぇ、君!」
そう声がした方を向くと、頭が真っ白になった
「……え…、?な…なんで…」
「なんで…って、偶々通り掛かっただけだよ、”寧々ちゃん”っ♡」
そう言うのは、ピンク色の長い髪をさらっと靡かせた女の子
この姿は、完全に部隊で噂されていた、”ワンダーランド”の一人だった
「や……な…」
「そんなに怖がらないでよ〜!!、あたし、寧々ちゃんに会いたかったんだ〜♪」
そういう彼女に、咄嗟に銃を向けた
「わ、!も〜!やめてよ〜、ほら、あたし、今なんにも持ってないのに!」
そう両手を見せてくる彼女
「そんなの…っ、!信じれるわけないでしょ…!」
「やだなぁ〜、あたし、寧々ちゃんと仲良くなるために追いかけてきたんだよっ?♪」
そう声を弾ませながら言う彼女
「追いかけてきた」って自分から言ってるし…
少し後ずさりしながら言う
「…やめて、わたし、アンタのこと信用できない。」
「えぇー?!悲しいなぁー…」
大袈裟に落ち込んだような格好をした彼女
「…何言っても、信頼してくれないんだよね?」
「は、はぁ、?そうに決まって…」
「…じゃあ。」
「今ここでわんだほいにしてあげる。」
「…は、?」
彼女は何処から出てきたのか分からない大きなハンマーのような武器を持ち出した
「…っ!」
急いで銃を構え直し、撃つも彼女はひょいっと軽く避ける
「なんで…こんな…当たらない…の…っ!」
「あははっ、寧々ちゃんっ♪」
彼女がにんまりと微笑むと、こちらに近づいた
「な…っ、!や…め…」
私が言葉を言う時間もなく、彼女は武器を置いて私を押し倒すようにし、首元に手を当てた
(…殺られる……)
そう確信したあと、彼女は私の顔をグイッと持ち上げ、こういった
「ねぇ、あたしの仲間にならない?」
「…は、?」
コメント
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素晴らしい提案をしよう、お前もわんだほいにならないか?