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続き待ってます‼️‼️‼️‼️
角名目線
「なぁ、スナぁー」
「1組が文化祭何やるか知っとる?」
あぁ、ついにきてしまった、この質問が。
バレたくない侑と知りたい治。
毎回めんどくさい事に巻き込まれるんだよね。
適当に誤魔化しておくか。
「うーん…文化祭までのお楽しみ、ってことで。」
「えー、今教えてや。気になって夜しか眠れんねん。」
「いや、夜眠れれば充分でしょ」
「おー、ええツッコミやな」
「そうですか。それは良かったですねー。」
上から目線の治に多少イラッとしたが、誤魔化せたのでよしとしよう。
「お前らいつまで話してんねん。さっさと帰る準備せえ。」
ここで北さん登場。まじでこの人抜かりないんだよな。1つくらい弱点があったっていいのに。
「そういえば侑は?」
「まだ練習しとるで。」
「体力底なしかよ」
「そろそろ北さんにオーバーワークや言われて戻って来る頃ちゃう?」
治が言い終わるちょうどのタイミングで部室の扉が勢いよく開いた。
流石にびびった。まさか本当に来るなんて思わないじゃん。
「まーた北さんに怒られたわ。オーバーワークやって。」
理由も完全一致するとは。
テレパシー..?いや、大体の双子はこんなものなのだろうか。
いや、考えるだけ無駄だ。
なんたって双子にツッコんでいるとキリがないからだ。
帰る途中、また治が文化祭の話を振った。
ホントこりないな。それに侑じゃなくても他の奴から聞けばいいのに。
ほら、侑もあたふたしちゃってるじゃん。
可哀想だな。
治は…なんでニヤついてるの?
…あ、そういう事か。治は侑が焦って、 目が泳いでいる所を見てニヤついているのだ。
これが見たくてワザと侑に文化祭の話をしている。うわぁ…性格悪。
侑は公認人でなしだが、治も大概、人でなしなのだ。
このままでは侑が可哀想なので助け舟を出してやろう。
「ねぇ治、文化祭、北さんのとこでたこ焼き屋やるらしいよ。」
必殺、ご飯で釣る作戦。食べ物大好きな治がこの話に乗らない訳が無い。
「え!ほんま!?絶対みんなで行こな!」
「みんな」という言葉がまた侑を苦しめる。文化祭は基本着替える時間が無いのでそのままの服で過ごす事になる。
つまり、メイド服のまま治と屋台を回る事になるのだ。
まさに侑にとっては地獄の時間。
ただ、幸い当人はまだ気づいて居ないようだ。
角名は心の中で手を合わせながら侑の無事を祈る のであった。
なかなか文化祭の話書けなくてごめんなさい🙏
次か次の次くらいには書けると思います!
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