テラーノベル
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『聖なる夜に出会った僕らは。』
main…脅威さん、無能さん。
sub…他の皆様
注意
こちらは某実況者様のお名前をお借りした二次創作です。ご本人様方には関係ありません。
脅威さん贔屓なところがあります。
謎の世界線です。
それでもいいなら
START▶️
side.脅威さん
また、今日も山に生きている。
この山は俺のテリトリーだ。数年前獣族だとバレて、街を追い出されてからこの山に住んでいる。追い出されたことに関しては少ししょうがないな、とは思っている。魔術が全てのこと世界で、魔術を使えないとされている獣族。捨てられることは珍しくないのだ。
閑話休題、とにかく地形は 誰よりも理解してる。動物などは全くいなくて、きのみを作って食べている。日常がぐるぐるまわる、そんな山。、、、悪く言えば、ずっと同じ光景しか見たことない。変わっていくのは山の頂上から見える街の景色だけ。色とりどりなイルミネーションを見て、眩しいような、懐かしいような、そんな気持ちになる。そう言えば、今日はイルミネーションの色が赤と緑だったな、もうクリスマスか。ここにいると時間の感覚がおかしくなる。まぁどうせ変わらない景色しか見ないのだからいいのだけれど。
そんな冷めたことを思いながら、いつも通りきのみを収穫している時だった。
かさり。
どこからか聞こえた草の音。普通の魔術師じゃ聞こえなかった。だって、これが聞こえたのはきっと俺が獣族だから。この大きな耳がなければ聞こえてなかったんやろな。まぁ好都合や。久しぶりに遊べそうな相手を見つけて無意識に尻尾を振ってしまう。みっつかぞえたら飛び出そう。
いち
にい
さん。
『ばぁっっ!!!』
「ぎゃぁぁぁぁあ!?!?!?」
よし、悪戯大成功。
「うぇっ、なんでバレ、というか獣族、!?!?」
『お前見ない顔やなぁ!!この山初めてやろ!まぁここ数年俺以外おらんねんけど。』
「ちょ、ストップストップ!!マシンガントークやめて!!自己紹介からしていこ!?」
『了解だぜ!!俺の名前はゾム!!ここに住んでるさいきょーの獣族や!!』
「さいきょーて、笑」
『なんや食い殺したろか』
「ひぃっ、!!冗談ですやん、!?、、、僕の名前はウツ。大先生って呼ばれてるで。仲間が元々おったんやけど、捕まってもぉて今は1人やねん。」
『へー。その仲間は生きとるん?』
「生きとるは生きとる、、、けど僕の行動次第で殺されちゃうの。」
『、、、たすけに、いかないん。』
「この状態で僕が行ったら殺されちゃうからね。ちゃんと条件満たさないとあかんねん。だから、」
『ふーん!!完全に理解したぜ!!大先生は仲間がいなくて寂しいから俺と一緒に住みたいってことやな!?』
「え、ちが、」
『ここの山意外とすごいんやで!!案内したるわ!!はやくはやく!!』
「待って待って!!」
見た感じ大先生?は凄腕の魔術師やな。だって俺の速度について来れるくらいに速度上昇の魔術かけとるもん!俺についてきてくれるやつ初めてや!うれしい!
『まずここが俺の家!!』
「、、、なんというか、あれやね。うん、」
『なんや古いなら古いって言え殺すぞ』
「違う違う!!」
『、、、まぁ外見はこうやけど!中身はめっちゃ綺麗やねんで!!入って入って!!』
そう言って大先生を強引に引き寄せて中に入らせる。
「えぇ、!?お、お邪魔しまーす、」
『ほら!!見てみて!!』
「は、はぇー、まじで綺麗やね、」
『ふふーん、ええやろ!あっちが謎に火ィでるところで、』
「キッチンね?」
『、、、あっちが謎の台あるところ、』
「リビングね?」
『なんで俺より知ってるん!?!?』
「あんたが知らなすぎるだけやて!!!」
『大先生ってほんまに先生みたいやなぁ!!もっといろんなこと教えてや!!』
「、、、ええ、けど、何が聞きたい?」
『町のこととか、国のこととか!!』
「あぁ、国のことなら____」
side.無能さん
あれから半年ほど経った。
ゾムさんは最初の頃よりたくさん話すように_最初からたくさん話してはいたけど_なってくれた。それも僕が単語をいっぱい教えてくれるから大好きなんやって。可愛すぎひん?親バカ?うっさい黙って。、、、でも、そろそろお別れかなぁ。
『、、、大先生?』
「、、、なぁに?」
『いや、今ぼーっとしてたから、大丈夫かなぁって。』
不安そうに聞いてくる彼は床にしっぽを垂らしており、耳も少し折れていてこちらを伺っているようだ。あぁ、ごめんね。
「、、、なんでもあらへんよ。それよりゾム、僕、今日行きたいところあるねんけど、、、ついてきてくれる?」
『、!今日はどこいくん?町?ならまた魔術で耳隠してくれるん?』
あぁそう、僕は獣族の耳を隠す魔術を知っているから、たびたび街に連れて行ってたんだよね。ゾムさんったらいくたびに景色が180度変わる訳でもないのに、毎回毎回目をキラキラさせてたんよなぁ。かわいいもんやで。でもごめんね。今日はそんな楽しいところには連れてってあげられないなぁ。
「ううん、今日はちょっと遠いところまで行くよ。」
『わかった!!俺大先生と行くとどこでも楽しいから好きや!!』
、、、こんな純粋な子を突き放すだなんて、僕って本当クズ。あぁ、やばいやばい、そんなこと思ってたら約束の時間になっちゃいそう。
『、、、ゾム、ちょっといそぎなんや。走れる?』
「?わかった!」
泣きそうになるのを堪えてただがむしゃらに走った。こうやって2人で走れるのも最後なんかぁ、いややなぁ。ほら、すぐに走り終わった。やっぱり楽しい時間ってすぐ終わっちゃう。走り抜けてきた道を振り返って、自分の無力さに苦笑した。
『 だいせんせ、ここどこ、?』
「、、、大丈夫。ついてきて。」
『、うん。』
ここにくるのも半年ぶりか、久しぶりなはずなのに、あそこへつながる道は覚えていて、自然と足が早くなった。
『、、、投獄、室、?』
「ゾムさん、大丈夫やから。ついてきて。」
『、、、うん。』
大きな扉を規則正しくノックして、失礼します、と声をかけてから部屋に入ると、見慣れた色とりどりのあいつらがいた。
「は、大先生!?」
「おまえ、逃げろって、!!」
「久しぶり。みんな。大丈夫。みんなで帰れるから。」
『、、、この人たち、誰、?』
ばんっっ
その言葉に答える前に後ろから銃声がした。なんて無慈悲なんだろう。放たれた銃弾はゾムの胸を貫いていた。予告ぐらいしてくれればいいのに。
「おい、お前ガバにも程があるぞ、何してるねん!!」
「やだなぁトンち、僕、今回は頑張ったんだよ?ね、軍曹サマ。」
「あぁ、上出来だ。」
「お前、そのクソとグルやったんか?」
すぐに黄色の犬が噛み付いてくる。これだから狂犬は、、、
「そんな訳ないやん、!!、、、みんなを助けるために、この子を利用しただけ。」
「私が言ったのだ。このガキを連れてきたら命だけは助けてやるとな。」
「、、、ほら、ね。みんなで帰ろう。」
「、この半年間で、俺らのこと忘れて幸せになれてたと思ってたのに。そんなことしたんか、?絆されたりしなかったん?」
そう言って睨みつけてくる水色。こいつも愛を知らんから同情なんかな?
「、、、みんなの命とこの子、天秤にかけた時に大事なのはみんなやなって、思ってん。」
「ほんま、あほ。」
「軍曹サマ、早く出してあげてや。」
「、、、おや?これはまた勘違いをしているようだな。」
へらり、と張り付けた笑顔でそいつは言った
「は?」
「私が命を助けると言ったのは貴様だけだ。他の奴らの命なんぞ助ける訳ないだろう?」
「そんな、なんで、」
絶望した顔の橙の頬に涙が伝った。
「約束と違うやんけ!!」
「そちらが勝手に勘違いしただけだろう?」
「そんな、僕だけの命ならあの子の方が、!!あぁもう、くそがくそが!!」
『、、、なぁ大先生。 』
「なんやねんこんな大事な時に!!、、、ってゾムさん!?!?」
「な、貴様なぜ生きている!!」
『大先生、こいつ、もういらん?』
ゾムが指刺した方向を見ると軍曹が。いらんって、どゆこと、?
「、、、いらん、けど、」
『、、、そ。ならいいや。ころすわ。』
「は!?」
「っぶははは!!!こんなガキ、しかも獣族に殺されるわけがないだろう!!さぁ総員、かかれっっ!!!」
『、、、大先生、いいこと教えてあげるわ。』
おれって、最強やねんで?
「ゾムッッ!!!」
その言葉と共に飛び出して行ったゾムを掴むために伸ばした手は、結局届かず空を切った
side.脅威さん
いたい、あつい、楽しい、こわい、嬉しい、あぁ、何よりも、面白い。
「_______!!」
撃たれた時は少しびっくりしたし、大先生を恨んだけれど、真相を知ったから、興味をなくした。俺は大先生の1番にはなれなかったし、天秤にかけられても余裕で敗北する存在なんだって思った。ならもう、我慢する必要なんてない。ほんとの実力を出して嫌われたって、いいと思った。
ぴしゃり、ばしゃり。
「_____!!!!」
俺が指差した人間は穴が空いて死んでいく。これを習得するのに時間はかからなかった。だって意外と単純な仕組みやねんで?指先に魔術を少し貯めて、弾きだす。銃弾みたいに見えないからどこから飛んできてどうやって死んだかもわからないんやろうなぁ。可哀想に。あ、そこのお前、いま獣族やのになんで魔術使えるんって思ったやろ!ふーん!甘いぜ!俺が魔術が使えないなんて一言も言ってへんで?
「ば、ばけもの!!」
誰かが不意に叫んだ。
そうだよ、僕は化け物だ。だから何?たまたま獣族に生まれただけ。たまたま才能を授かれただけ。それだけで化け物なんて、君もこうなってたかもしれないのにね。
あれ、誰もいない。
気づいたら周りが血の海になっていた。やだなぁ、僕汚れたくないのに。それに、この匂い嫌いだ。
「ぞ、ぞむさん、?」
『、、、大先生。』
敵が味方かわからなくて視界に入った人全員殺しちゃったけど、仲間さんは大丈夫だったのかな?
「なんで、魔術使えること、話してくれなかったん、」
『、、、そっちが勝手に使えないと思ってただけやん。』
「、、、そう、やね、ねぇ、ぞむさん、ごめん。僕、最低なことっ、!!」
『ううん。ええねん。俺は大先生の1番にはなれなかったし、天秤にかけられた時負けちゃっただけ。夢から覚めたわ。ありがとう。』
「、、、ゾムさん、一個提案していい?」
『なぁに?大先生。』
「僕の仲間にならない?」
『、、、なんで?』
「ほら、ゾムさんなら信用なるし!戦力やし!、、、ここでお別れするのも悲しいし。」
大先生は俺に手を差し伸べる。相変わらず、こいつは神様みたいな人やなぁ。
『、、、次こそは僕も助けてくれる?』
「もちろん!仲間やもん!」
『そっかぁ、!!』
そう言いながら、僕は鬱が差し伸べてくれた手を_____
ばちんっ
弾いた。
「え、?」
『ごめんな大先生。僕一途な人が好きやからさ。一回捨てられたら信用できひんのやわ。じゃ、とりあえず俺のことも今あったことも全部忘れてもろて。かいさーん。』
そこで俺は大先生に別れを告げ、森の中をかけた。
「、、、なんや今の別れ方、絶対認めへん、!!連れ戻してやるからなゾムさん、!!覚悟しとけよ、!!」
「、、、鬱、お前俺に散々馬鹿総統やなんやら言ってきた割にはお前も馬鹿なんだゾ。、、、まぁそれでいい!!!俺もあいつは気になるゾ!!徹底的に調べるんだ!!」
もしかしたら、ゾムが仲間になる日はそんなに遠くないのかも。
頑張れゾムさん__☆
読まなくてもいいあとがき
はい、こちらクリスマスに投稿するはずだったものです。ごめんなさい。終わりませんでした。
読まなくてもいい小ネタ
・ゾムさんは大先生と出会った日をクリスマスの季節、即ちただの冬だと思っていますが、あの日は実はクリスマスです。聖なる夜ですねはい。
・元々大先生はゾムさんを連れていくために山に入ったのですが、思いの外ゾムさんがウェルカムしてくれるので目的を忘れかけていました。思い出しても、今じゃ絶対ダメだな、と思いゾムさんと半年間を過ごしました。
・ゾムさんが戦っている途中、「」が何個かあったと思うんですが、あれは大先生です。大先生が色々声をかけていますが、それも聞こえないぐらいゾムさんは楽しんでいたよ〜という表現です。
・作中大先生がごめん、と言ったのは最後らへんだけです。それ以外は心の中でごめんとはいうものの、声には出しませんでした。それは心のどこかで仕方がない、と思っていたからかもしれませんね。
主の語りに付き合ってくださった方、ありがとうございました!!
遅れてごめんなさい!!!!
コメント
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最っ高です…🥲👍 最高すぎます。大好きです。 zmさんが可愛いし強いっ… 最後手弾いたんも好きです 続きあるかわかりませんけど、楽しみにしてます、!!