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ギ……ギギ……
この音は…?
優葉「……外がノイズに犯されてるの。
最近じゃあ当たり前なんだけどね……。
あっ…ごめん…この世界の説明…」
優葉がそう言いかけると勢いよくドアが開いた
びっくりしてそちらを見ると
緑髪の男性と黒髪の女性。
その奥には白髪の男性がニヤニヤしながらこちらを見ていた
優葉「えっ!?早くない!?」
優葉の反応を見る限り的では無さそうだ…
「優葉さん、ご無事ですか?。…葉夢さんも…」
緑髪の男性がそうやって心配している
優葉が彼に話しかけようとした時だった。
「ちょっと…!優葉大丈夫なの!?なんもされてない!?」
黒髪の女性が緑髪の男性を押し退けて出てきた。
優葉を見てからこちらを見ると、彼女は鋭く私を睨み付けた。
「何もしてないでしょうね?。」
「してないよ!!安心して!」
優葉が慌ててフォローする。琴葉はこちらを見るのをやめて優葉の方へ歩く。
優葉の隣の席に腰掛けて肘をつき、不満そうな表情を浮かべた
「ははは!子供かよォ!」
1番奥にいた白髪の男性が黒髪の女性を嘲笑するように笑っている。
「うるさいわよ…!あんたは恋愛なんて出来ないから分かんないだろうけどね…!」
『恋愛…?』
私がそう聞くと優葉は照れたような表情を浮かべた
優葉「そう…私と琴葉は恋人同士なの…!」
琴葉……黒髪の女性は琴葉と言うらしい。
琴葉は優葉にくっついて離れなかった
ふと緑髪の男性の方を見ると少し嫉妬の混じった表情を浮かべていた気がした。
優葉「…!そう、そうだよ!!3人とも葉夢に自己紹介して!」
琴葉『私は琴葉…。 見ての通り。』
そう言って自分の頭についてる角を指さした。
『悪魔よ。 』
長い黒髪を靡かせ、腕を組んだ
瑠葉『…私は瑠葉と言います。』
彼が目の所につけていたモニターのようなものを外すと、彼の目は左右の瞳が違っていた。
『…よろしくお願いします。』
優葉「……無葉?」
白髪の男性。彼は嘲笑するようにこちらを見る
「…はは。ボクはお友達ごっこをする気は無いからさァ…?」
彼はそう言い残してドアを開けて出ていってしまった。
優葉「……もう!」
瑠葉「彼は無葉。自分に利己的な事やタメになる事には積極的ですが、自分が嫌だと思った事や得が無いことにはとことん協力しません。」
琴葉「まぁ子供よね。子供。」
何かボロクソに言われてるような気さえした。
それでも。あの無葉……。
私を見た瞬間、確かに一瞬だけ表情が固まった気がした。
私はその場に座ったまま、3人を交互に見た。
優葉は申し訳なさそうに笑って。
「ごめんねぇ…前からあんな感じなの」
と呟いた
瑠葉はため息をつき、椅子に腰を下ろす。
瑠葉「葉夢さん…。まず、この世界の現状を簡潔に説明します。」
琴葉は腕を組んだまま、私をじっと睨んだまま。
まるで、少しでもおかしな動きをしたら殺すと言わんばかりの目だった。
私は喉がカラカラになりながら、こくりと頷いた。
「お願いします。」
瑠葉はテーブルに置かれた埃だらけの地図を広げた。
瑠葉「この世界は4つに分かれています。
天界、中界、下界、魔界。」
その4つを指で示したあと、こちらを鋭い目で見た。
「葉夢さん。貴方の創った世界の設定通りです。」
『私が……?』
私は呆然と呟いた
そう言われても、何も思い出せない。
瑠葉「そして…今。私たちが居るのは中界です。
魔界からのウィルス。″バグ″に侵食されています。」
琴葉が口を挟む。
琴葉「バグって言っても…バグではないの
気持ち悪い黒いノイズみたいなものが突然湧いて、人も消すの。」
『消す……?』
優葉「消えるの……跡形もなくね。」
優葉がそう話した。
空気はどっと重くなり、瑠葉は目を背けた。
瑠葉「…最近は外からノイズ音が聞こえる事が増えてきました。」
その時だった。
ギ……ギギ……
瑠葉「来ます。葉夢!しゃがんで!!」
そう叫ばれる。私は慌ててしゃがむと頭の上を鋭い刃物が通った。
瑠葉「優葉さん…!葉夢さんを外に!」
優葉「わかった…!葉夢、行くよ。」
──────
「…ギ…ギギギ!」
腕の刃物を振り回し、古い椅子が切り刻まれる。
琴葉「ちょっと!?ヴィンテージなのに!」
「ギ…ギ…!!」
琴葉の方に向かって刃物を振り回す。
琴葉は急いでナイフで応戦する。
瑠葉「今やりますっ!」
瑠葉は手から黒い炎を出し、その刃物をへし折った
バグに刃物が生えていないことを確認すると瑠葉はバグを床に叩きつけ拘束した。
瑠葉はまた黒い炎でバグのうなじを1突きする。
バグは灰のように消えていく…
琴葉「はぁ…ほんとに物騒ね。」
瑠葉「…そうですね。」
優葉「もう大丈夫?」
瑠葉「はい。ありがとうございます。」
こんな世界で、死ぬ恐怖に耐えて生きている。
私はとんでもない世界に来てしまったみたいだ。
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