毎日投稿初めて1週間。
僕にしては結構続いてますね〜
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zm side
ガヤガヤ
やっぱ学校と言うものはうるさい。
授業に出るのも一苦労だ。
最後に授業出たんは〜…高1の時やな。
1年近く授業に出てないんか〜
とか思いながら窓の外を見つめる。
窓側の席で良かった。
em「おはようございます!!」
上から元気な声がふってきた。
zm「エーミール…」
あれ、嘘やないんか?もしかしてほんまに俺の友達に…なって…
zm「…おはよぉ/////」
そう思ってたら自分の顔が赤くなるのを感じる。
em「顔赤いですが…どうしました?熱でもあるんですか?」
俺のおでこにペタッと手を当て、熱は無いですね〜と確認するエーミール。おかんかよ。
em「そういえばこの席ってゾムさんの席だったんですね」
「全然気づきませんでした…」
そりゃそうだろう、会ったことも名前を聞いたこともないのに気づく訳がない。
学校は案外呆気なく終わった。
こんな毎日をエーミールは過ごしているのか…
モブたちは今日はエーミールに手出してないようだ。
…実は前から知ってた。モブがエーミールをいじめているの。
屋上で寝てたら、放課後屋上に来て、エーミールを殴っているのを何回か見たことがある。
でも、見て見ぬふりだった。
俺が行っても悪化すると思ったから…
でも、何でやろうな、昨日は助けようと思った。
俺の本心がもう限界だと言っていた。見て見ぬふりは俺の性にあわない。
em「ゾムさん!一緒に帰りませんか?」
zm「おう!」
初めてみる夕日。
初めては語弊があるが…そうやな、「友達とみる」初めての夕日かな。
em「ゾムさんは何で喧嘩を始めたんですか?」
いきなりやな、こいつ。
zm「ま、まぁ…色々あって?」
em「私、先生に聞きましたよ。ゾムさん、何回か警察にお世話になってるんですね」
そうだよ、傷害事件を何回か起こしたよ…やけど、それがなんや?やっぱ怖いから、友達やめるって?やっぱり…そんな事しているから…
em「でも、私調べました。」
「ちょっと色んな手を使って。」
zm「へ?」
em「全部、あなたは悪くないのに…」
「1度目の事件も2度目の事件も…いえ、全て。ゾムさんは、誰かを守っていたんですね。」
やめて、やめてよ、事実を出してこないで。全部親に言われたまましたのに…っ!!
em「…襲われている人を見つけて、助けようとして相手を殴ったんですよね、?」
「攫われそうになっている子を見つけては、犯人を殴って…」
そうだよ。俺は自分から喧嘩なんてふっかけた事ない。
初めて喧嘩した時、自分の力いっぱい使って相手を叩きのめした。
女性が襲われていたから。
理由はどうであれ、危ないと思ったから。学生服でそのまま、そいつらを殴った。
…その時に初めて、俺にこんな力があるんだと知った。
俺は警察に連れてかれ、親も呼ばれた。
親は言った。
「どうせお前の責任だ、自分から喧嘩をふっかけたと自白しろ。そうすれば許してやる。」
まぁ許された事はなかったが。
俺は自らやったと自白し、それが事件となった。
正直、俺が起こしたとされる傷害事件は全部こんな感じ。
em「なんで言わなかったんですか?本当のこと…」
そんなの決まってるやろ、怖かった。
親が、周りの目が、自分の力が…。
親に怒鳴られるのも、殴られるのも、正直めっちゃ怖い。
周りに白い目で見られるのも怖い。
自分の力を抑えられないのが怖い。
沈黙を貫く俺を見て、エーミールはそうですか、とだけ呟いて帰って行った。
あぁ、せっかく出来た友達をなくしてしまった。
初めての友達だったのに…
父「おまえ、今何時だと思ってんだ!!!」ガッシャン
酒瓶で頭を殴られる、よろめいたところを押し倒され、首を絞められる。
zm「ヒュ…カハッ、ヴ…アッ」
父は俺を睨みつけてこう言った。
父「俺らはな?お前のことを思ってこんなことしてるんだよ、お前の事が好きだから殴ってるんだ、首絞めてあげてるんだ、分かるか?」
嘘やん、そんな事思ってない。
という思いとは反面に
そうなんだ、俺、愛されてるんだ。
という思いが溢れてくる。
いや…本当にそうなのかもしれない。
人の愛情表現は様々だと聞く。
親の愛情表現が暴力だっただけだ。
なーんだ笑
zm「俺、愛されてるのか」ポロポロ
いつの間にか父親はいなくなってた。
母「邪魔よ、さっさと自分の部屋に戻りなさい」
母親が冷たく言うが、これも愛情表現なのだろう。
だが、何故だろう。心が死んでしまったように冷たい。
なのに、痛い。何かが引っかかってる気がする。
親の愛情を確認出来た、しかし、唯一の友達をなくしてしまった。
嬉しい涙と悲しい涙が合わさって、俺は部屋で号泣したまま、眠ってしまった。
コメント
3件
ゾム……エミさんそんなに信用ならん?エミさんは離れてかんで??
zmぅ…………(泣)