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〜ある孤児院〜
ゴトン!!
大きな物音がする。
そこには、二人の男がいた。
一人は老人、もう一人は若い男。
「たっ…頼む!俺は何も関係ない!だから…だから!許してくれ!!!!」
一人の老人が若い男にすがりつく。
「許す…?あはは!俺から全てを奪ったくせに。そんな上っ面の言葉だけで許せるはずないだろう?」
若い男が不敵な笑みを浮かべる。
その男は、老人の首根っこを掴んで持ち上げる。
「お前に、俺の気持ちが分かるか?家族も、家族同然に思っていた親友達を殺された気持ち…。」
若い男が老人の目の前に水晶を出す。
すると、突然水晶が映像を映し出した。
「「うわぁぁー!!!!」」
女の子と女の人の叫び声が聞こえてきたと思ったら、目の前に血まみれの女の子達が倒れてくる。
その二人は、老人の奥さんと娘だった。
「きっ…キサマ〜!!!!!」
老人が男の手を剥がそうとしてもびくともしない。
「どうだ?少しは俺の気持ち理解できたか?」
男が微笑む。
「い……家は…家は!!」
老人が苦しみながら言う。
「ん〜?お前みたいな奴があんな豪邸に住むなんて合ってないだろ?もちろん燃やしたよ♪」
男が笑う。
「この世界は弱肉強食なんだろう?つまり、強くなければ奪われ続けるだけだ。だから、俺は強くなる。」
数百年前からこの世界は、魔法やダンジョン、モンスターなどがある世界に変わってしまった。
地球の中心には、大きなダンジョンがあり そこから、大きな扉が現れ地上にモンスターが現れだす。
そこから、次々と魔力を持つ者が現れだした。
魔法に特化した者もいれば、
体術に特化した者もいる。
遠距離に特化した者もいれば、
近距離に特化した者もいる。
全員が微量に魔力を持っている中でも、特にその魔力量が多い者達を”ナイト”と言う。