『あんまりたくさん買っても冷蔵庫さんがいっぱいになっちゃうから、今度は冷蔵庫さんの中にあるのが減ったら買おうね』
その場にしゃがんで目線を合わせて私が言うと、麗は、
「ん……!」
って大きく頷いてくれた。彼女なりに納得してくれたんだろうな。
だけど、このことを忘れて次も同じことをするかもしれない。だけど、小さな子ってそういうところあるからさ。分かってくれるまで何度でも言わなきゃいけないって思う。
これを、私の両親はしてくれなかった。いきなり、
「うるさい! 邪魔!」
とか怒鳴るんだよ。私は麗に対してそんなことできないのにさ。しないのにさ。
『子供のワガママに付き合ってられるか!』
みたいに言うかもだけど、麗のはワガママじゃなかったよ?
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