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【12話】闘技場の静寂が戻り、夜空に星が瞬いていた。 くらげと海星は手を取り合い、見つめ合う。
「くらげ……ずっと言いたかったんだ」
海星の声は震えていたが、真剣そのものだった。
「君が俺の世界の光だ。守るだけじゃなくて、ずっとそばにいたい」
くらげは驚いたように目を見開いた。
「海星くん……?」
海星は恥ずかしそうに笑い、そっとくらげの頬に触れる。
「好きだ、望月くらげ」
くらげの胸はドキドキと高鳴り、頬が真っ赤に染まる。
「私も、海星くんのことが大好き!」
二人は自然と抱き合い、夜空の星たちが祝福するかのように輝いた。