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「おぉら!!!!」「あの……やめて下さい!」
「うるせぇ!!話しかけんな!!」
「俺たちの好きにやらせて貰うぜ!」
「ハロウィンは俺たち妖怪と因果のある日だ!好きにして何が悪い!!」
妖怪たちが置いてあるテーブルやお菓子をひっくり返し暴れていた。
「し、しかし……」
ガシッ
「な、何でしょうか?」
???「後はアタシに……ごほん。私に任せなさい」
お化けの仮装をした者が肩をつかみ、話しかけてきた。
「は、はい!」
「なんだテメェ?俺たちに文句あるのか?」
???「大ありだ。今宵のハロウィンパーティーはみんなが楽しむべきもの。その邪魔はしてはならない。一つチャンスをやろう。そのためにもこの大暴れをやめろ。さすれば私はお前たちにイタズラはしない」
「ふん!イタズラぁ?舐めてんのか!お前ごときのイタズラにビビるとでも……」
???「……残念だ。」
「「Trick but Treat」」
「あ゛?『Trick but Treat』?」
「確か噂でそんな言葉を聞いた気が……」
「その言葉を言われた奴は酷い目に遭わされるって……!」
???「今更気づいても遅いのよ!!あっ……もう今更気がついても遅い。ではな」
すると、お化けの仮装をした者が大砲を持つ。そして……
ドンッヒューーンベチャッ
「く、臭ぇ!!」
「気持ち悪りぃ……ぬるゆるしてる……」
「何なんだよ!この異臭は!!」
???「早く行け」
「に、逃げるぞ」
「あぁ!」
「クソがっ!」
妖怪たちは去っていった。
???「……超ウケる」
桃時「ぶふっ!辺りを散らかした奴が今度はその的にされるなんて……超草なんだけど」
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「おい撮れたか?」
「今夜は露出度の高い仮装をしてる女子もいるもんな。パンツとか取り放題だぜ!」
「おい!俺にもみせろよ」
女子の下着をみながら猥談する男子たちがいた。そこへ……
???「おいお前たち。何をしている」
「ん?何だ?爺さんか?」
「邪魔すんなよ。男の時間を楽しんでんだから!」
「あっ爺さんも見る?」
???「まるで男が全員お前らみたいな言い方だな……あっ間違えた。私はそんなものは見ない。それよりもそれはハロウィンパーティーを害するものとして排除しなくてはならない。今すぐ消せば見逃してやる」
「は?嫌なこった」
「誰が消すかよ!バーカ!」
「男のロマンを邪魔すんじゃねぇ!」
???「そうか。なら……」
「「Trick but Treat」」
「あん?何だそれ?」
「どっかで聞いたことあるなぁ……?」
「何にせよ。意味の分からねぇこと言ってんじゃねぇ!!」
お化けの仮装をした者は大砲を出し、そして……
ドンッヒューーンベチャッ
「うげぇ!」
「何だよこれ!!」
「あっ!カメラにこの液体が付いちまってフリーズした!?!?このカメラ超高いのに!!」
???「いいか?男のロマンは言いふらしても誇れるものを持てよ」
お化けの仮装をした者は去っていった。
???「男のロマンは……」
瑠璃人「あんなキモイもんじゃねぇんだよ〜だ」
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雨花「橙ちゃーん!兎白くーん!」
桃時「時間になったわね」
瑠璃人「み張りごくろんさんっす!」
橙「私たちが屋上から双眼鏡で観察し、トランシーバーで悪い人たちの情報を伝える……中々良い作戦ですね」
兎白「三人共、お疲れ様。じゃあ交代の時間だな」
雨花「じゃあ桃時ちゃんと瑠璃くん交代して貰いな〜わたしはまだまだ行けるから!」
雨花はGoodポーズを取っている。
橙「で、でも雨花さんだって休憩した方が良いんじゃ……」
雨花「休憩してどうするの?わたしは特にダンスパーティーとか用事ないし、みんなが踊ってる最中にそこらで適当にお菓子食べてるから大丈夫だよん!」
兎白「そんなの雨花独りになるじゃないか」
瑠璃人「それで良いのか?」
雨花「え?うん」
雨花はきょとんとしている。
桃時「……いいわ。アタシと瑠璃人は交代してもらうわね」
雨花「ほいほい」
橙「雨k……」
橙が雨花の名を言いかけた。そこに桃時は橙の耳のそばに小声で話す。
桃時「大丈夫。雨花を独りにはさせないから」
橙「!、はい」
瑠璃人「なんかよく分かんねぇけどオレは充分休ませてもらいまーす」
兎白「俺たちは頑張るか」
桃時「……雨花は」
「「どうしていつもアタシたちから自分を遠ざけようとするのかしら」」
橙・兎白・瑠璃人「…………」
雨花「ねぇ!早く行こうよ〜ん」
橙「あっ!はい!」
兎白「じゃあ行ってくるな」
桃時「ついでにお菓子取ってきてよ」
瑠璃人「行ってら〜」
こうして、橙と兎白は雨花と共にハロウィンパーティーの地に戻って行った。