テラーノベル
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窓の外で荒れ狂う台風の轟音は、まるで二人の密室で繰り広げられる昏い情事を隠蔽するかのように、執拗に壁を叩き続けていた。屋敷を包む重苦しい湿気と、暖炉から放たれる熱が、室内の空気を濃密に歪ませている。
動けない日本を床に組み伏せ、イギリスは愛おしむようにその頬を撫でた。先ほどまでの完璧な紳士の仮面は完全に剥がれ落ち、その瞳には獲物を完全に掌握した支配者の愉悦が浮かんでいる。
「……っ……ぁ……っ」
日本は声を上げようとするが、喉の筋肉さえも麻痺しているのか、掠れた吐息が漏れることしかできない。意思とは裏腹に、薬のせいで瞳は濡れ、頬は紅潮し、身体は情に溺れているかのように鈍い熱を帯びていた。その「抗えない身体」をイギリスは冷徹なまでの執着で見つめ、日本の胸元から腹部へ、這うように指を滑らせる。
イギリスの指先は日本の肌をなぞるたびに、まるで彫刻を愛でるような執拗さで痕を残していった。
「見てください、日本。こんなに無防備で、美しい。いつもはあんなに凛として、私に対しても距離を置いていたあなたが、今は私の指先一つでこんなに乱れている」
イギリスは愉悦を隠そうともせず、日本の首筋に深く顔を埋めた。吸い付くような接吻を繰り返し、鎖骨から胸元へと、所有印を刻み込むように強引に唇を滑らせる。強烈な支配欲を突きつけられるたびに、日本は屈辱と、どこか抗えない絶望的な悦楽に思考をかき乱された。
薬の影響で感覚が鋭敏になっていた。イギリスの吐息、肌が触れる質感、耳元で響く低い囁き。そのすべてが、日本にとって抗うことのできない猛毒となって全身を駆け巡る。
「……ひっ、あぁ……っ!」
イギリスが卑劣なほどに鋭い場所を刺激すると、日本は弓なりに身体を跳ねさせた。しかし、筋肉は弛緩したままであり、その動きはあまりにも鈍く、脆い。イギリスはその無力さを愛でるように、さらに深く、容赦なく日本を追い詰めていく。
「拒絶できないという事実は、案外、甘美なものですね。……ねえ、日本。あなたがいつも口にしていたその丁寧な言葉で、私に懇願してくれませんか? 私をもっと狂わせてほしい、と」
イギリスの言葉には、紳士の皮を被った獣の支配欲が剥き出しになっていた。彼は日本の手首を強く引き寄せ、自分の身体にしっかりと固定すると、容赦のない熱量で日本を貫いた。
意識の端で、日本は自分が崩壊していくのを感じた。プライドも、理性も、台風の嵐と共に外界へと吹き飛ばされていく。身体は裏切り、イギリスの支配を受け入れるごとに、屈辱的な快感に瞳が潤む。
「……あ、ぅ……っ! い、ぎりす……さ、ん……っ!」
「その名前を呼ぶ声、最高ですよ。もっと私を見て。……たとえあなたの意識がどこへ逃げようとしても、この身体は、私との繋がりから決して逃げられないのですから」
イギリスは、慈しむような言葉とは裏腹に、破壊的で荒々しい衝動で日本を蹂躙し続けた。
外界の嵐は一向に止む気配を見せず、むしろ激しさを増している。その音に紛れて、日本の零れ落ちる嗚咽と、イギリスの低く冷ややかな笑い声が溶け合っていく。逃げ場のないこの屋敷で、紳士は日本という繊細な花を、自らの手で美しく、そして残酷に汚し続けていた。
夜はまだ始まったばかりだった。日本が完全に自分に染まりきるまで、イギリスの執着は、この嵐と同じくらい長く、止むことはない。
#みたらし🍡イラコン
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akusennkutou
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コメント
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うわっ……この第2話、すごく重くて濃密だった……🥀 台風の轟音と密室の昏い情事が重なって、逃げ場のない感じがひしひし伝わってきたよ。 イギリスの紳士の仮面が剥がれて、支配欲むき出しになっていくのが怖いくらいに美しくて。日本の抗えない身体と、それでも名前を呼んでしまうもどかしさ…切なかった。 私、こういう“染められていく”表現、大好きだからじっくり読んじゃった。続きも気になるよ…🌙