(ฅдฅ*)コン… ฅ(•д•*ฅ)チャー♪
みんみん蝉でーす!
ごめんね…次回予告しておいて全然違うこと書いてて…(´;ω;`)
ごめん寝((ふざけんなテメェー!!
それでは本編へ
─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─
ショッピングモールで買い物を済ませた俺達は、フードコートでご飯を食べてさとみくんが言っていた季節外れの場所へとまたバスで向かった。
その場所はショッピングモールから少し遠い所にあるらしくバスを何本か乗り継いでそれでも1時間以上かかった。目的地に着いた頃には、月が水平線から顔を覗かせていた。まるで俺達のことを見つめているみたい。
💗「そう言えば、今日は中秋の名月の日だってな」
❤「中秋の…名月………」
俺は夜闇で暗く染まった海、夜闇の中で黄金色に輝く月、黒色の海にゆらゆらと映る月明かり、それからさとみくんの横顔を見つめる。
❤「綺麗…」
その一言が口から自然と漏れる。
人生初めての海。ザザーンと波がたてる音が時を刻んでいるみたい…。
言葉に言い表せないってこの事なんだ。なんて言えばいいのかすら、頭に言葉が浮かばない。
暫くの間、無言の空気が流れた。
しかし、そんな空気をさとみくんが破った。さとみくんが俺の方をくるりと振り向き、俺の両手を取る。俺もさとみくんの方を向く。
💗「俺さ………俺…」
どうやら言葉に詰まっている様だ。目線を合わせれていない。
❤「ゆっくりで…いいよ」
俺のその言葉を聞いて、さとみくんは深呼吸を3回繰り返した。
💗「莉犬、俺と……」
ゆっくりと目線を俺に合わせたさとみくんが言葉を紡ぐ。俺は黙って聞く。
💗「俺と………付き合ってくださいっ…!」
俺は目を見開く。さとみくんが…俺と……?
嬉しい気持ちとどうすればいいのか分からない混乱の気持ちがぐるぐると渦巻く。
俺は震える口を開き、泣きそうになるのを堪えてさとみくんを見つめる。そして、本当に俺でいいのかと質問を…気持ちをぶつける。
❤「こんな…俺で、いいの…?」
💗「うん」
さとみくんは『うん−イエス−』とだけ答える。俺は次の質問をぶつける。
❤「他にも…素敵な女の人とか…いるのに…?」
💗「うん」
さとみくんは相変わらず『うん』とだけしか言わないけれど、さとみくんの気持ちが伝わってくる。
❤「俺…もうすぐ、死んじゃうんだよ……?」
💗「うん」
今まで言えなかった事も交えてさとみくんにぶつける。
❤「ほんとうに…俺で………いいの……?」
💗「莉犬じゃ無きゃ、駄目なんだ」
その言葉で涙が両目から零れる。そんな俺をさとみくんが優しく抱きしめる。俺はさとみくんのあったかい腕に抱きしめられて、大きな声で子供みたいに泣いた。
💗「俺さ、幼稚園生の時莉犬を初めて見てそん時に一目惚れした。ああ、これが初恋なんだって」
さとみくんがぽつりぽつりと話し始める。俺はさとみくんを見上げて、話を聞く。
💗「笑顔がキラキラしてて、誰にでも優しくて家が隣だったって事もあったけどそれでも毎日遊びに誘ってくれて、俺めっちゃ嬉しかった」
❤「そんなことも…あったね」
💗「うん」
2人で昔の事を懐かしんでいるとさとみくんが俺の頭を撫でる。
昔のさとみくんも俺がすぐに泣いたりするとこんな風に頭を撫でてくれたっけ?
❤「さとみくん…」
💗「どうした?」
❤「昔の時みたいにさ…さとちゃんって…呼んでもいい…?」
💗「いいよ」
心がすぅっと軽くなる。今まで背負っていた大きな物が軽くなった気がする。
❤「さとちゃん…もう1つだけ、わがまま言ってもいい?」
💗「どんなわがまま?」
さとちゃんは優しい笑顔で聞いてくる。顔が少し赤くなって言うのが恥ずかしく感じてくるけれど、振り絞って言う。
❤「さとちゃん…前の、続き………したい…/////」
伝わった…かな?不安でドキドキする。
でも、答えはすぐに返ってきた。
❤「さとちゃん…前の、続き………したい…/////」
その言葉を聞いて、少し驚く。もしかして莉犬も望んでいたのかなと思う。莉犬は怖がらないかな?俺の事、嫌いにならないかな?そんな不安が頭を過る。
でも俺は、答えをすぐに返す。
莉犬の頬を両手で包む。すると莉犬は自分から顔を上げる。俺が顔を近づけると、莉犬は綺麗なオッドアイの瞳を閉じる。互いの吐息がかかる距離まで近づき、唇が重なる。
不意に俺の唇に莉犬の舌が触れる。俺は口を開けて迎える。おずおずと莉犬の薄い舌が入ってきて、俺は自分の舌を莉犬の舌に絡める。莉犬の体がぴくっと動く。莉犬は不慣れながらも俺に舌を絡めてくる。俺もそれに応える。
ぐちゅぐちゅと鳴る水音は、波がたてる音にかき消される。
莉犬はいつの間にか俺の首に腕を回していて、俺は莉犬の頭と腰に手を回していた。そして俺達は中秋の名月と海をバックに甘い甘いディープキスを繰り返した。
暫く互いの舌を絡めあっていると、莉犬が俺の背中を軽くポンポンと叩く。
俺が口を話すと莉犬の口から『ぷは…』と声が漏れる。その顔はトローンとしていて、口の端から混ざり合った涎が垂れている。
❤「…好き……/////」
不意の『好き』と言う言葉に心がキューンと鳴る。愛おしい。そう思った。
❤「言いづらいけど…そろそろ帰る…?」
そうだ…。もうそんな時間なんだと莉犬の一言でスマホを見る。
時計は6時半頃を指していて、本格的にそろそろ帰らねばヤバイ。
でもまだ莉犬といたいという気持ちもあってうーんと悩む。
すると丁度タイミング良くスマホの通知が鳴る。誰からだろうと見てみると、ころんからだった。
『さとみくーん、明日と明後日の2日間莉犬くんを匿ってくれない?パパとママが帰って来ちゃって…すぐに帰るって言ってるけど、家に2日間いるみたいだから。お願いっ!!大事な可愛い弟を匿ってください!!』
と長文が書いてあった。…何というか…タイミングが良すぎるな。
💗「莉犬、今日俺ん家泊まりになったけどいいか?」
❤「いいのっ!?」
こっちはめっちゃ嬉しそうだな。
❤「でも、なんで急に泊まり?」
💗「おじさんとおばさんが出張から一時的に帰って来たんだって。ころんから連絡が来た。早くても2日間は家にいるらしいから、だそうだ」
❤「義父さんと義母さんが…」
莉犬は顔を曇らす。まだ苦手意識が残っている様だ。
💗「まぁ、とりあえず家に帰るか」
❤「…うんっ!!」
俺と莉犬は恋人繋ぎをしてバス停に向かうため、海を後にした。
その後ろで月は俺達を見守るかのように、輝いていた。
─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─
終わり〜!!
ふい〜〜
あ、次回予告…((今回は嘘じゃない
次回予告!!
さとりーぬのえちえち!!
次回はガッツリR18入りまっせ〜
ノベルでR18…ヘンタイヽ(●変ω態●)ノサンジョー!!
それでは次作でお会いしましょう!!
コメント
34件
次回楽しみすぎます!!! あ、あと主さん天才ですか??
めっちゃ続きたのしみ!!
3150!!