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やほ
まえおき
どうもこんばんは初めまして猫アレルギーの猫と申します!
何か唐突に小説が描きたくなったのでこのアプリ入れてみました。これとてつもなく楽しいですね、、、と言うことで初投稿日本さんの星空お悩み相談室です!楽しんで読んでください~
~プロローグ~
ある日夢を見た。星空の上でブランコを漕いでいる夢…
下はビル街で落ちたら一巻の終わりの高さだ。でも何故か怖くなかった。
いつも見下されている街を見下し返せて清々しい気分だ。そう思いながらしばらくブランコを無心で漕いでいると目が覚めた。
、、会社のデスクの上で居眠りしてしまっていたようだ。エナジードリンクを一口勢いよく飲んでから呟いた。
「…久しぶりに見れた夢だったな。」
その夢を見た次の日何故か上司の態度が一変した。いつも仕事を押し付けてくる癖に、今日は何故か
「日本疲れただろ…早く家に帰って家族に会ってあげるんだぞ」
と定時に無理矢理帰らされた。家に帰るまでに暗殺でもされるのではとビクビクしていたがそんな事もなく、逆に更に怖くなった。
家に帰ると久しぶりににゃぽんに会えた。にゃぽんは
「兄さん何でこんなに早いの!?いや、うれしいんだけど大丈夫…?あのパワハラ上司が帰らせてくれる程の大病にでもかかったの…?」
と心配してくれた。確かにそれもありえるかもな、とにゃぽんに軽くふざけて言って自分の部屋に行き、中学以来の11時前睡眠をしようとスーツのまま布団に入った。
星空の上、ブランコを漕いでいた。…またこの夢か、2回連続で見るなんて珍しいな。なんか…昨日と何かが違う…そう思って横を見ると…
「…こんばんは。闇で隠れて顔がみえないのが残念です。」
もう一人、誰かがブランコを漕いでいた。よくこんな高い場所で立ち漕ぎできるな…そう思いながら相手の顔を確認した。…異形だ。
この世界には国の化身、旧国、人、そして異形の4種類の種族がいる。
まず人間。これは君たちがよく知る人だ。説明しなくてもわかるだろう?
そして次、国の化身は不死身で、致命傷の傷でも心臓が刺されたとしても感覚がなく、絶対に死なない。
旧国は形こそ国の化身だが既に崩壊した国で、国の化身から旧国になるときに今まで感じなかった痛みが一気に押し寄せてくるそうな。そして旧国は寿命はないものの、致命傷の怪我を負ったりガンなどの致死性のある病気なると死んでしまう。
最後に異形。これは実際に存在しない国の化身のことだ。その姿は大概目たくさんまたは多かったり、動物の耳があったり、目の色がおかしかったりする。そして生死の法則は旧国と同様だ。また、異形はパラレルワールドの国なのではと言う噂がある。それは異形は大体大人になってから他の異形と同じような世界の事を話しだす事が根拠だ。異形は国の化身と同じく一般人の元に生まれ、国連に保護されて異形しかいないどこかの島に住んでいる…と言う事を国際連盟さんから聞いた事がある。
初めて会った異形に驚きながらも話しかける。
「…なんとお呼びしたらよろしいでしょうか?」
「随分と間が空いたね日本さん。何か考え事でもしてたのかな?僕はこの夢を作ったミラ王国。ミラって呼んでね」
「初めましてミラさん。突然ですがなぜこのような場所を…?」
「僕みたいに悩みを抱える人をここに招待したかったんだ。でも僕の姿を見るとみんな異形だって騒ぎ立てるんだよね。だから日本さん、君にお願いしたい事がある。」
「…なんでしょうか」
「ここにくる人たちの悩みを聞いて上げて欲しいんだ。顔は見えないようにするからさ。」
僕はしばらく考えてから口を開いた
「わかりました。その仕事引き受けます。」
そうするとミラは驚いたように目を見開いた。
「思っていたよりも即決で僕びっくりしちゃったよ。ありがとう、もちろんタダでとは言わないよ。今日みたいにこの仕事をしてくれている間は家に早く帰らせてあげる。他の人が寝る時間に間に合わないからね。」
タダでもいいと思っていたが代償(?)を払ってくれるならありがたくもらおう。そう思って頷くとミラが口を開いた。
「ここには僕みたいな異形も、国の化身も、もちろん旧国だってくる。なんならもう死んでる旧国でもね、」
死んでる旧国。ふと父さんの顔が蘇る。
「きっと君の望んでいる人も来るよ。」
そうミラが呟いた瞬間目が覚めた。
日本さんの星空お悩み相談室、一話終わり。
ご観覧ありがとうございました。よければハート押していってください!
表紙はまた今度頑張って描きます…
Next50♡