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視点 sn
学校の帰り道、僕はとぼとぼと一人で歩いていた。
いつもなら話し相手がいて、寂しい思いなど少しもしない。
でも今は一人。とても寂しい。
し「はぁ…」
誰かいないかなぁ、なんて考えていると、後ろから
こちらに走ってくる足音が聞こえてきた。
振り返ってみると、クラスメイトの男の子が笑顔で手を振っていた。
〇「しにがみー!」
し「あ、〇〇君、どうしたの?」
彼は僕の目の前まで来ると、しゃがんで息を整えた。
少しすると急に立ち上がった。
〇「一緒に帰りたいなって、いいかな?」
し「いいよ!僕も誰かと帰りたいなーって思ってたし!」
そう言うと、彼はにぱっと笑い僕の横に並んだ。
し「それじゃあ僕ここ曲がるから」
〇「あ!ちょっと待って!」
し「ん?何?」
僕は進みかけていた足を止め、振り返った。
彼の顔を見ると、りんごのように真っ赤になっていた。
夕方だからそう見えるのだろうか。
〇「あのさ、しにがみに伝えたいことがあって」
し「伝えたいこと?」
顔を傾けながら彼を見つめた。
すると彼は僕から目を反らし、口をぱくぱくさせている。
しばらくすると、彼は何か決心したのか、僕の目を真っ直ぐ見つめ
口を大きく開けた。
〇「俺!しにがみのことが──」
ぺ「しにがみ?」
し「!、ぺいんとさん!」
ぺ「あー……もしかしてお取り込み中だった…?」
ぺいんとさんは僕の肩に手を置いた。
〇「いや…そんなことないですけど……しにがみ…!この人誰…?」
し「あ…えっと……」
ぺ「俺?俺はしにがみの恋人だけど?」
僕を引き寄せながら、そう言った。
すると、彼はうつむいてしまった。
〇「……あ…!じゃあ俺用事思い出したから…!行くね……!」
し「え…あ、うん…!」
彼は涙目で走ってどこかへ行ってしまった。
ぺ「しにがみ、行くよ」
し「──っ!?」
彼は僕の手首を掴み、僕たちの家へと歩き始めた。
掴まれているところが痛い。もしかして怒ってる…?
僕は恐る恐る彼の横顔を見た。
眉間にしわがよっている。
これ絶対怒ってるやつだわ。
家に着くと、彼は僕の手首を離した。
僕たちの間に気まずい空気が流れる。
数分後、彼が口を開いた。
ぺ「あのさ、一緒にお風呂入らん?」
予想外の言葉に、僕は目を見開いた。
そして、気付けば小さく頷いていた。