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文化祭が終わり、3年生の受験勉強が真っ只中の時期だった。
🗝「くっさん!差し入れ持ってきたよ」
誰もいない空き教室で勉強をしている葛葉にいちごミルクの差し入れを渡す。
🎲「ん、ありがと」
ローレンは葛葉の横に座る。
🗝「勉強進んだ?」
🎲「まぁまぁ順調」
🗝「良かった!」
🗝「くっさんならきっと大丈夫」
🎲「それみんなに言われる笑」
葛葉は笑っていながらも少し虚ろの目でそう答える。
🗝「ちょっと休憩しようか?」
ローレンは葛葉のメガネを外しソファに寝転ばせる。
ローレンも一緒に寝転ぶ。
🗝「くっさんクマができてる。」
🎲「うん」
🎲「ちょっと眠たいかも…」
葛葉が大きく口を広げてあくびをする。
🗝「わぁ!笑」
🗝「食べられるかと思った笑」
ローレンはケラケラと笑う。
🎲「じゃあほんとに食べちゃおっかな〜」
🗝「ぎゃー笑!俺は美味しくないよ笑」
葛葉はソファに寝転んでいるローレンをさりげなく抱き寄せる。
そして少し頬を赤らめる葛葉を見てローレンは雰囲気を察する。
🗝「……ちょっとだけなら良いけど/// 」
葛葉はローレンの鎖骨に唇をあて、チュッというリップ音を響かせながらキスマークを付ける。
🎲「前、付けたやつ無くなってる。」
葛葉はどこか悲しそうにローレンの鎖骨や肩にキスマークを付け続ける。
🗝「…ん///」
🗝「くっさん俺も付けたい…///」
葛葉のワイシャツを掴みローレンは頬を赤く染めながらボタンを外す。
🎲「可愛いすぎねぇか…///」
🗝「…っくっさんはちょっと黙ってて///」
そう言いローレンは葛葉の首に腕を回し唇をあてる。
🗝「ん…」
ちゅうっと可愛いリップ音がローレンと葛葉の耳を刺激し、どちらも顔を赤く染める。
🗝「つっ!付いたから!!」
🗝「終わり!!」
ローレンは恥ずかしくなり自分のシャツのボタンを止める。
🗝「あれ、ネクタイ…」
葛葉はローレンが探してるネクタイを手に持つ。
🎲「結ぶからここ、座って…///」
このむず痒い空気の中ローレンは葛葉と目を合わせられずにいた。しかし葛葉はじーっとローレンを見つめる。
🥂「葛葉ー!!」
🥂「勉強終わっ…?!」
🎲「あ」
🗝「ぇ…///」
🥂「イブ!葛葉が…葛葉がローレンのこと犯そうとしてる!!!!!」
🥂「ネクタイ外してヤろうとしてんだ!!」
🎲「はぁ!」
💧「おい?!何してんだ葛葉ぁ!!」
イブラヒムとふわっちが教室に乗り込んでくる。
🗝「ちょっ!!ちょっと待て待て待て!」
🗝「ネクタイは結んで貰ってたんだよ!」
🗝「それに犯されるとかそんなの…」
イブラヒムはまだ全てのボタンを止めていないローレンのシャツからキスマを見つける。
💧「…おい、ふわっちもう手遅れだ…」
🥂「ローレン泣」
ふわっちはローレンを抱きしめる。
🗝「っへぶ!!」
🎲「っ!?」
🎲「…ふわっち離せ」
葛葉はローレンを抱きしめている不破の手を強く掴む。
💧「あらま?!」
🥂「離せですって!あらっもうイブラヒムさん」
🗝「??????」
ローレンは強引に引き剥がされ葛葉の腕の中に収まる。
🎲「結局、からかいたいだけじゃねぇか」
🎲「はぁ」
🎲「ローレン早く逃げよう」
そうして葛葉は荷物をまとめ、ローレンとローレンのベースを持ち教室からそそくさと逃げて行ったのであった。