TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

宇宙の君(そらのきみ)

一覧ページ

「宇宙の君(そらのきみ)」のメインビジュアル

宇宙の君(そらのきみ)

4 - 夕陽と海(ゆうひとうみ)

♥

104

2024年05月04日

シェアするシェアする
報告する

これで100ストーリーです。


『じゃあおらふくん、着いてきて‼︎』

〈ええけど…なんや?〉

外に出る準備をする。

『行くよ〜』

そう言って2人で家を出る。

向かったのは駅。慣れていますよと言わんばかりに素早くSuicaをタッチして改札を通過するおんりー。急いでICOCAをタッチし、後をついていくと、おんりーが乗ろう、と促してくる。ホームにはオレンジと緑のラインが引かれた車両、湘南新宿ラインが止まっている。

乗ってまもなく、ドアが閉まった。

[JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、湘南新宿ライン 東海道線直通、特別快速小田原行きです。停車駅は、渋谷、大崎、武蔵小杉、横浜、戸塚、大船、藤沢、茅ヶ崎、平塚、国府津、小田原です。ーーーー]

『東海道線、乗ったことある?』

そう話しかけてくる。

〈大阪でならあるで〉

とは言ったものの、さほど乗ったことはない。

『俺はぁ…やっぱこの路線好きだなぁ…』


平塚駅を出て、もうすぐ終点だ。

『…ねぇ、ーーーーー』

何かを喋っていたけれど、列車のモーター音に掻き消されてよく聞こえない。

〈ん、なんて言った?〉

『…なんでもないよ。』

『ほら、海!』

話を逸らされた。ただ、窓から覗くと、夕焼けと夕陽に染まった海が。そういえば横浜を過ぎたあたりから晴れてきていた。

〈綺麗…〉

『東京だと海は東京湾でしか見られないから、遠出してでも見に行くんだ。』

とにかく、この景色、この広い海に心を惹かれた。

時刻は6時を回っていた。そして、小田原まででて、小田急線に乗り換える。

改札を潜ると、天井が三角になっていて、ガラスでできているから、夕陽が綺麗に見える。

ホームに降りる。

[まもなく、9番線に、急行新宿行きが、10両編成で参りますーーー]

少しして、警笛と共に青い線が入った車両がホームに滑り込む。

『ほらっ、乗るよ』

乗り込んで少しすると、ドアが閉まる。

席に座ると、2人とも疲れて眠りについてしまった。


目が覚めると、ちょうど南新宿を過ぎ、終点の放送をしていた。

新宿に着く前に準備をし、ドアの前に立つ。ドアが開いたら、降車した。

『急いで帰ろう…?』

珍しく焦った調子のおんりー。

『どうしよ、警察にばれる…』

とりあえず帽子を被らせ、フードも被らせる。

〈じゃ、急ごうか。〉

走って新宿駅を後にした。


つかれたw

宇宙の君(そらのきみ)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

104

コメント

5

ユーザー

すげぇ、電車のやつ完全に再現されとる...ほんまに小6か?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚