コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「弥奈(やな)……」
手紙を読み終えた 空太(くうた)は、名前をこぼした。
彼女は、ただただ、空太のことを思ってくれている。
結果が望むものではないかもしれない。
それでも、ただただ、空太のことを。
胸が温かくて泣きそうで、冷静に考えるには少し時間が必要だ。
空太はなんとなく、取り出してあった、 杏葉(あずは)からもらったバレンタインチョコの包装をはがす。
そこには、数十枚の手紙が入っていた。
Dear Kuta
その文字から始まり、弥奈のクセ、弥奈が好きなこと、弥奈が不機嫌な場合の対処法が書いてある。
だが、別れるとは、予想していなかったのだろう。
空太は、1度あげた顔を再び手紙に向けた。
恋愛*スクランブル
第96話 杏葉の文字
次は、私自身のこと。
私にとっての空太は、今も昔もこれからも大切な人。
どうして***************
***************
************
**********************
*******
*****************
*****************
*****************