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⚠️注意⚠️
この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
※BL要素❌
※夢?注意‼️
※恋愛❌
※能力パロ
※ゲーム形式
※夢主ちゃんはプレイヤーのことです
これらがいい方は本編へ↓
ちなみに、後ろに▽が付いていない文はゲーム内の言葉じゃないよ!
ドイツ
『……なあ、お前らの能力なんだった?』▽
授業が終わり、イタリアと日本の席へ行ったドイツは、2人に聞いた。▽
先程の時間は自身の能力についてだったため、紙に自分の能力が書いてある紙を渡されたのだ。▽
ちなみに彼らは高校生。▽
普通並みの能力者は小さい頃に能力が発現するので、ドイツたちは自分はショボイ能力だと思いながら、授業を受けていた。▽
案の定それはあっていて、3人はショボ能力だったようだ。▽
これらのことは、彼らの顔が物語っていたことで、3人は死んだ目をしている。▽
日本
『………( ˊᵕˋ ;)…そういうドイツさんは、どうだったんデスカー?(棒)』▽
イタリア
『………(•ᴗ•; )…うん、僕も聞きたいなナー(棒)』▽
ドイツ
『…:( ꐦ ˊ꒳ˋ):💢お前らな…』▽
彼らが喋っていると、とんでもない美少女がこちらに近づいてきた。▽
そう、プレイヤーだぁ…………!!!
夢子
『ねぇねぇ!もしかして能力告白しあってる?私も混ぜて欲しいな!(˶>ᗜ<˵)✰´-』▽
ドイツ
『ぇ、あ、あぁ…?』▽
いきなりのことに情けない声を出してしまったが、その咄嗟に出した声が夢子にはYESと捉えられてしまったようだった。▽
夢子は、目を光らせてこちらを見ていた。▽
イタリア
『…じゃあ、まずは君の能力教えてほしいんね!io気になるなー!』▽
能力のことは男3人の秘密にしようと思っていたので、少しでも時間を稼ごうとイタリアは夢子の能力を聞いた。▽
夢子
『いいよ!私はね、どんな動物や魔物でも使役することができるんだ!』▽
……………質問を間違えてしまったようだ。▽
時間稼ぎにはなったものの、彼らたちの心が犠牲になってしまった。▽
日本
『…なんですかそれ…チートじゃないですか…ハハ…( ◜ᴗ◝)』▽
日本が先程よりも死んだ目で言うが、夢子には聞こえていないらしい。▽
このご都合主義の耳め。
ドイツ
『…魔物までも出来てしまうのか…いつか、ドラゴンとか仲間にしてたりしてな。笑』▽
驚きのあまり冗談をぶちかましていくドイツ。▽
それはフラグと言うんだぞ、おい。
夢子
『そんなわけないじゃん!褒めるのが上手いなぁ〜ドイツ君って!』▽
夢子
『それで、みんなの能力は―――』▽
言いかけた時、クラスメイトが夢子に話しかけ、そのまま別れをいいどこかへ行ってしまった。▽
イタリア
『………ふぅ……』▽
日本
『…はぁ、終わったかと思った。』▽
夢子が去ったことにより、肩の力が抜けた3人。▽
さっきの一瞬で、疲れが溜まったようだ。▽
ドイツ
『…質問、間違えたな。』▽
イタリア
『そうなんね…ふつーに傷ついたんよ!精神が!』▽
2人がさっきのことについて喋っていると、日本が口を開いた。▽
日本
『…ところで、能力はなんですか?おふたりとも。』▽
その言葉に、ドイツとイタリアの2人にピシャァン!と稲妻がはしった。▽
日本『僕の能力は―――』▽
自身の能力を言おうとする日本に驚き、咄嗟にイタリアとドイツは止めた。▽
ドイツ『おいおい!言っていいのかよ?!』▽
イタリア
『さっきあんなに嫌がってたのに!』▽
そう2人から言われると、日本は諦めた顔をして呟いた。▽
日本
『…だって、どうせこの後はハズレ能力だからって差別されるだけでしょ、…今のでもう分かっちゃった。』▽
そう、この世界ではハズレ能力や無能力者は差別をされてしまうのだ。▽
それが原因で、自殺をしてしまう人が多い。▽
イタリア
『日本……』▽
ドイツ
『…お前は場を暗くする天才だな?日本』▽
暗くなっていく雰囲気の中、ドイツがそれを裂くように明るく話し始めた。▽
ドイツ
『何暗くなってんだ。俺ら3人だったら、差別なんて壁も乗り越えられるだろ。』▽
ドイツ
『そんなネガティブになってないで、今は互いの能力を聞いて笑いあってようぜ。』▽
日本はドイツの話を聞いて、ハッとした。▽
日本
『………はは、そうですね、そうですよね。』▽
日本
『……ありがとうございます、元気出ました。』▽
そう言い、日本はにこっと笑った。▽
イタリア
『…で、結局誰から言うんね?』▽
ドイツ
『…じゃあ、俺から言うか。』▽
ドイツ
『…俺は、石を召喚する能力だな。』▽
イタリア『ioはなんの草か分かる能力!』▽
日本『…私は、温泉を見つける能力です。』▽
そうしてお互いにカミングアウトをしてしばらくすると、3人の間には笑いが広がった。▽
日本
『……くふっwなんですかそのThe・ハズレ能力見たいなのw』▽
イタリア
『…んふふw…皆ハズレ能力すぎるんね…w』▽
ドイツ
『……あははw、逆に笑えてくるなw』▽
先程まで暗い雰囲気だったこの場所は、段々と明るい雰囲気になっていった。▽
ドイツ『……これから、辛いことだらけだと思うが……お互いに支え合って、頑張っていこうな。』▽
ドイツは笑い終わると、柔らかい表情で親友の2人に「これから頑張ろう」と伝えた。▽
その親友の言葉に、2人は力強く頷いた。▽
……この3人に、美しい未来が待っていることを願う。
〜END〜▽